2011年7月アーカイブ

怒濤の2日半。

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 水曜日のイベントから土曜日夜のフィニッシュまで、まさに怒濤の勢いであっと言う間に終ってしまいました(^^;)。

 昨晩21時にポディウムフィニッシュがあって、22時半過ぎに記者会見が終了、その1時間半後にはキッチリとプレスルームを追い出されたしね(^^;)。こと、プレスルームの閉館時間に関しては、フィンランドは本当に厳しいです。

 2日半の日程に目一杯ステージを詰め込んだ今回のイベント、ラーティ周辺のステージもドライバーからの評判は悪くないようです。働き者メディア的には強烈な労働時間になってしまったので、もうすこし余裕をもったスケジュールを組んで欲しいなぁ......と思ったりして(^^;)。

 特にシェイクダウン→会見→スタート→ステージ3本の木曜日はキツかった(^^;)。あそこに余裕があると、もう少しドライバーへの取材ができたような気がします。それに土曜日のフィニッシュ時間が21時では、話を聞こうにもチームの皆さんはサッサと帰っちゃうし。

 なんて色々書きましたが、61年もの伝統を誇るのに、変化・改革を進める姿勢は流石です。今回はリモートサービスにニューステージが6本もありましたからね。来年にはサービスパーク内に建設中のホテルが完成するとか。そこの予約を取れれば、かなり取材も楽に......(ウヒヒ)。って、来年も行くつもりなのか(^^;)?

 写真は今回の戦利品の数々(Lコネンさん協力感謝!)。こちらはウィナーズダービーの賞品にグイグイ出してきますよ〜。ちなみに今回の的中者は1名なので、それ以外に2名も抽選でプレゼントが贈られます。ドイツ、オーストラリアにもフィンランドからの戦利品がプレゼントされるので、是非参加して下さいませ。

 さて、僕はこれからヘルシンキに向かい、その後は某所行きの船に乗ります......(^^)。


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ノビーは勉強中。

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 あんなに「今は勉強。勝負は来年」って繰り返していたのに、Day2はマシントラブルでリタイアしてしまったエフゲニー・ノビコフ。さらに、再出走で挑んだ本日もマシントラブルが再発してしまいました。

 ノビといえば、2009年フィンランドの黄色いシトロエンC4WRCでの壮絶なジャンプが代名詞なんですが、本人にとってはアレが苦い思い出なんだって。

『あれは思い出したくないよ。あの時はコドライバーと合わなくて、あんなことになっちゃったんだ。今組んでいるドニ(・ジロウデ)は本当に経験豊富だし、僕をきちんとコントロールしてくれる。今回は初めてのステージが多いしペースノートをしっかり作るために走っているよ。来年アタックするためにね』

 その言葉通り、追い上げられても焦ることなく、着実にステージをクリアしていたのに、返す返すも燃料系のトラブル(他諸々)が残念です。

 ご覧の通りプクプクはしていましたが(激ヤセしたドニが横にいるとさらに大きく見える(^^;))、話して見るとこれまでと変らない素朴な雰囲気を醸し出していたノビ(相変わらず元AS O澤に激似)。とりあえず次戦のドイツは欠場しますが、オーストラリアの参戦も決まって、シーズン残り4戦でフィエスタRS WRCをドライブするとのこと。

 彼はデビュー当時から注目している存在だけに、いつ花開くのが楽しみなドライバーです。それにしても、今年のフィンランドにはロシア人ファンが多いな〜。


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モザイク解禁!

 頑張って描いたら描いたで、『意外と普通だね』と言われてしまったヤリ-マティ・ラトバラ画伯(^^;)。ってな訳で、こちらが『こぼれ話』にアップされた、作品第2号『自画像』です。

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 案外まとも......?

 自分のことを可愛く描き過ぎでは......との総突っ込みが来るのも分かるような(^^;)。ちなみに、この絵を描くのにじっくり3分以上かけているからね。横で、フォード広報のマークが『早く終れ〜』ってプレッシャーをかけているのに(^^;)。

 頭の上に載っている黒い物体ですが、僕は髪の毛だと思うんだけど(ヤリマテのソフトモヒカン気味に見えなくもない)、Lコネンさんは疑いもなくキャップだと思ってたんだって(^^;)。こちらは近々待ち受けになりますので、お楽しみに〜。

 ちなみに、『なんでも聞いちゃって』に関してですが、ヤリマテは全ての質問に応えてくれたんですが、インタビュー後に2つの質問がNGになってしまいました(^^;)。何が没になったかって? ここには書けないけど、本人が恥ずかしがった模様ですぜ。


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画伯の傑作完成。

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 やっぱりシェイクダウンは、時間がいくらあっても足りないのぅ......。あれやこれやバタバタやっていて、気がつけばすっかり夕方だもんなぁ(^^;)。そして、大忙しなシェイクダウン、今日一番のミッションは、『ヤリ-マティ・ラトバラの何でも聞いちゃって!』。

 アブダビの4周年ランチがあったこともあって、少々時間がずれ込んだものの、無事30分間のインタビューが終了(Lコネンさんお疲れさまでした!)。そして、目玉企画の自画像もガッツリ描いてもらいましたよ(^^)。

 本人は、「子供の頃から美術の成績が悪かったんだよ......」なんてブチブチ言ってたけどね。髪型に延々と悩んだり、『Ford』のロゴを描こうと散々迷った挙げ句に挫折したりと、かなり味わい深い光景を見せてくれました(^^;)。

 画伯の傑作は、待ち受け画像としてアップしますし、質問を頂いた方から抽選で1名にプレゼントもしちゃいます。ってことで、企画の公開をお楽しみに〜。

 そうそう、大事なお知らせがありました。フィンランドはDay1が本日木曜日から行なわれます。SS1は現地時間17時13分(23時13分)にスタート、是非速報でチェックしてみてください〜。

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水曜日からプレスルーム追い出しかよっ!

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 昨日、ヘルシンキからユバスキラに到着して、水曜日はノンビリ過ごそうと思いきや、『トミ・マキネン・レーシングのインプレッサR4発表会』、『フォードのハッピーアワー』、『ペター・ソルベルグ・ワールドラリーチームの新ウェア発表会』と、立て続けにイベントが組み込まれ、初っ端からハードスケジュールに(^^;)。

 キチキチに詰め込まれたイベント全てに顔を出していたら、すっかり時間が過ぎて、気がつけば21時。このBlogを書いている最中にも、プレスルームを追い出されそうな気配です(ひ〜)。しかも、僕が泊まっているホテル(aka合宿所)はネットが繋がりません(^^;)。

 ってな訳で、残りの『こぼれ話』は明日アップするとして、本日のBlogもこの辺りで......。写真はトミ・マキネンのショートインタビューの後にもらったサインです。こちらは今回のウィナーズダービーの賞品に出しますね。

 嗚呼、仲間のジャーナリストたちがどんどん去って行く......(T_T)。


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ヘルシンキ、やっぱり暑いかも。

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 やって来ましたヘルシンキ。飛行機からタラップに降りた瞬間、感じる熱風......。Lコネンさんやニャオキ先生から言われていた通り、今年のフィンランドもかなり暑そうです(^^;)。

 ちなみにフィンランドにやって来るのは、今回が8回目。もちろんフィンランドは大好きな国なんですが、メディアとして非常に取材しやすいことが、毎回このラリーを選んでいる一番大きな理由です。

 サービスパークはユバスキラ駅に隣接していてアクセスも抜群、プレスルームも広くて快適(^^)。ファンも多くて、イベントも盛りだくさんですからね。必然的に『こぼれ話』のネタも増えていく訳です。

 そして、世界最高のステージを求めて集まるトップドライバー達(今シーズン最多のWRカーが集結)。今回はアイテナリーがかなりキツいのでステージに行けるか分かりませんが、ステージ観戦がなくとも十分に楽しいのが、ラリーフィンランドなのですよ。ま、メシ方面はアレですが、プレスの味方HESバーガーもあるしね(^^;)。

 これから、ヘルシンキ・ティックリラ駅に移動して、鉄路でユバスキラに向かいます。ラリーが始まるのは木曜日からだけど、水曜日からペター・ソルベルグ・ワールドラリーチームのファッションショー(去年のアレか(^^;))やフォードのハッピーアワーもあります。この辺りの様子は『こぼれ話』にジャンジャンアップしますので、お楽しみに〜!


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パッキングと餃子。

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 Blogの更新がこんなに遅れてしまった......(^^;)。

 ご察しの通り、明日出発の前にやることが山盛りありまくり。午前3時を迎えようとしているのに、まだ終りません(T_T)。明日はフィンエアの午前中便でヘルシンキに飛ぶので自宅を出るのは6時過ぎ......。ま、飛行機で寝ろってことですな(トホホ)。

 さて、おかげさまでヤリ-マティ・ラトバラへの質問が締め切られまして、楽しい質問がたくさん集まりました(^^)。たっぷりヤリマテに質問してきますので、『ヤリ-マティ・ラトバラの何でも聞いちゃって!』、掲載をお楽しみに〜!

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 そうそう、本日は『ラリーXモバイルの暑気払い会』に参加してきましたよ。仲間とプリプリエビ入り激ウマ餃子に舌鼓を打ちつつ、開発中のスマートフォン版ラリーXを見せてもらったり、触ったり。かなり楽しみなサイトに仕上がりつつあります(^^)。これは正式ラウンチがなかり楽しみだな〜。

 そろそろ、パッキングに戻りますかね(^^;)。『こぼれ話』は明日から更新しますので、マメなチェックをよろしくお願いします。


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ペターとトナより。

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 ノルウェーで起こった事件に対して、ラリーXモバイルの読者の方々から、ペター、トナ、そしてノルウェーを心配するメッセージをいくつも頂きました。その内容をK子様がトナに送ったところ、以下のメッセージが届いています。

『信じられないような状況です。ペター・ソルベルグ・ワールドラリーチームで、ノルウェー人なのはペターと私だけです。でも、ペターも私も大丈夫です。ファンの皆さんに、このような困難な時に、私たちのことを考えてくれて本当にありがとうと、お伝えください』


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夏のテスト。

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 マーカスは、テストが好きになったんですかねぇ(^^;)。と、「フォルクスワーゲンから頼まれたらテストを手伝ってもいいよ(意訳)」なんて言ってる訳ですよ。でも、彼の元ボスは、「マーカスはテストが好きじゃなかった」なんて言っていた記憶が......。

 そもそも、フォルクスワーゲンは、開発大好きっ子なカルロス・サインツをガッチリ握ってるし、あえてマーカスに頼むこともなさそうな気がします (^^;)。そういえば、去年の夏頃は、MINIからの復帰がまことしやかに噂されていて、真相を確かめるべくわざわざStrandまで行ったんでした(今思い出した)。

 さて、本日から早くもラリー・フィランドのウィナーズダービーの募集がスタートしています。ご存知の通り今年も木曜日〜土曜日の変速スケジュールとなっております。ってな訳で、ウィナーズダービーの締め切りも木曜日の12時となっておりますので、ご注意を! 

 カメラマンのニャオキ先生は、6本も追加されたラーティ周辺のステージをガッツリとレッキすべく、すでにフィンランド入りしてるそうです。このスケジュールなら、明日のヘルシンキ・レッドブル・イベントも取材出来ちゃうのにな(もしや行くつもりなのか!)。

 写真はフォードのテストから。夏のフィンランドテストって、どのチームも、どことなくノンビリとした雰囲気が漂っていますよね。


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放言してこそのマーカス先生。

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 マーカス・グロンホルム先生の「おバカでは勝てない」というごコメントにギョッとしつつも、ニュースの中身を読んでみれば、しごく真っ当なご意見でした(^^;)。そりゃ、ブラインドクレストとジャンプが波状攻撃でやってくるステージでタイムを出すには、頭を使わなきゃ無理よねん。

 そう言えば、先日のBlogでも触れた1998年の1000湖で勝ったトミ・マキネンは、全部のステージを覚えていたとの噂が......(^^;)。

 さて、いよいよ来週末に迫るラリー・フィンランド。今回の『こぼれ話』は去年のラリージャパン以来の僕、イヌスケが担当します。先日のタルガ・フローリオでのK子様の頑張りに触発されたので、ガツガツ上げて行きますよ〜(^^)。

「これを見たい!」とか、「あれを調べてきて!」なんてリクエストがありましたら、会員専用掲示板『Gallery Stage』に書き込んで下さいませ。出来る限り頑張ってきますよ〜(^^)。

 ちなみに今年は出発が火曜日なので、明後日ヘルシンキでキミ・ライコネンやセバスチャン・ローブが参加するレッドブルのショーカーイベントは、残念ながら取材できません。ラリー後だったら、行けたんだけどな〜。そして、流石に今年はマーカス所有のモール『Strand』にも行きませんよって(^^;)。


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4人でBBQ。

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 エッシャップマンのインタビューに登場したセバスチャン・ローブが、シトロエン残留の可能性を語ったようです。

 これはジャーナリストのフレッド・ビエが、ラジオにてインタビューについて発言したことなので、ローブが具体的に何を話したかは不明。とは言うものの、フレッドは信用のおけるジャーナリストですし(ラリーXに原稿を書いてくれたこともありますよ)、適当な内容ではなさそう。

 ローブとしては、「出走順戦略のゴタゴタがなければ、オジエとジョイントナンバー1待遇でも問題ナシ」ってことみたいなんですが......。ローブの発言を見ていても、オジエ本人にムカついている訳じゃないみたいだしなぁ(ケネルは無視か(^^;)?)。

 ちなみに、アクロポリス後にローブ、エレナ、オジエ、イングラシアの4人でバーベキューをしたとの情報もあったりして(^^;)。

 さて、絶賛募集中のヤリ-マティ・ラトバラへの質問ですが、来週の火曜日にはユバスキラに向けて出発してしまうので、日曜日いっぱいが締め切りとなります。当選者の中から抽選で1名様に、ラトバラ画伯の自画像がプレゼントされるやもしれませんので(本人拒否の可能性もアリ(^^;))、是非とも面白い質問を考えて、送って下さいませ!


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新コンデジとヌービル。

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 フィンランド出張に向けてコンパクトデジカメを新調しましたよ(^^)。今使っているカメラは、レンズに強靭な汚れがこびりついているようで、写真を拡大すると心霊写真のようなモヤが一部にかかるのです(大問題)。

 今回、選んだのは3台目のLUMIX。だんだん年齢を重ねるに連れ、変化を嫌うようになっているのか(^^;)、何かにつけて操作が変わらない同じブランドを選びがちなんですよね。お陰で、説明書を読まなくても操作はバッチリです(^^)。

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 さて、本日のニュースで注目は、Mスポーツが開催した若手ドライバーテストに、PSAのブロックで参加出来なかったティエリー・ヌービルでしょうか。これは、1週間ほど前にジェレミー・アンシアンを取り上げた、フォード・フィエスタRS WRCでのテストでのこと。

 テストには、アンシアンの他にもエフゲニー・ノビコフ、オット・タナク、ウンベルト・スキャンドラら、各国期待の若手ドライバーが参加しています。明らかにフォードの若手オーディションですな。マルコム先生、青田買い大好きだからね(^^;)。

 現在、クロノス・レーシングからプジョー207 S2000でIRCに参戦中のヌービルにとっては、願ってもないチャンスだったはず。とはいえPSAとしてみれば、現在唯一とも言える成長が見込めそうな若手だし、みすみすフォードに渡す訳にもいかなかったのでしょう(ケネルの影がチラつき気味)。

 まぁ、ヌービルの貴重なチャンスを奪った訳だし、ここはシトロエンDS3 WRCのテストに1回呼んでやって欲しいな。それくらいしてもバチは当たらないし、来年以降にセバスチャン・ローブが引退した場合のバックアップにもなるはず。オジエのような存在がホイホイ出て来る訳もないしね(^^;)。


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赤いマキネンとあの日の自分。

 本日もツラツラとPCに向かって仕事をしていたら、カメラマンのニャオキ先生から「ピロリン〜♪」とメールが1通届きました。本文はなく写真が1枚添付されているのみ。

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コレ(あんまりな表情なので自主規制)。

 最初は写真の意味がわからず、「トミ・マキネンに取材中の自分? いやトミのウェアが三菱......? ......???」と、頭の中にクエスチョンマークが飛びまくり。が、タイトルを見て理解しました。

『1998』

 あれは1998年1000湖ラリー。某PDツアーに参加して、マキネンからサインを貰っている13年前の自分でした(^^;)。当時はもちろんメディアではありませんから、ニャオキ先生とも知り合っている訳もなく、マキネンを撮影しようとしていた所にガッツリ映り込んでいたようです(邪魔者)。

 ニャオキ先生曰く、「前後の写真では、もらったサインを眺めながらニヤニヤしてたよ(ウヒヒ)」だって。ホントに嬉しかったんだよってことで(^^;)。


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そんな仕事をしていたとは。

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 そうか、アレックス・ベンゲは、セバスチャン・オジエのセイフティクルーを務めていたのか......。MINIジョンクーパーワークスS2000を駆って、今シーズンのフランス選手権に出場しつつ、8月のドイッチュランドはジョンクーパーワークスWRCにアップデートして、久々のWRC参戦を果たすはずだったのにな〜。

 ラリーの現場でセイフティクルーが表に出て来ることはほとんどありません。彼らは、スタートの数時間前にステージを走行して路面状況をチェックする訳で、当然実際のラリースケジュールとは完全別行動になる訳です(取材陣と接触する機会はほとんどナシ)。

 そういえば、初開催のラリージャパンで某プライベーターの方から、「フレディ・ロイクスをレッキで見かけたんだけれど、出てないよね?」なんて聞かれました。そう、この時のロイクスは、ミシュランのセイフティークルーとして来日していた訳です。

 で、ベンゲ。なんでも2009年のオジエWRカーデビュー以来、彼のセイフティークルーを務めていたそうな。そして、ドイツ以降もオジエとの契約を更新したため(チームではなくドライバー個人との契約なのねん)、自分のドイツ参戦がキャンセルになってしまったと。

 仕事か自分の参戦か......。なかなか悩ましいところでありますが、ベンゲは仕事を選んだと。そういえば、彼と組んでいた美人過ぎるコドライバーこと、キャロライン・エスクデロちゃんは元気なのかな〜。

 写真はベンゲのMINIジョンクーパーワークスS2000。グリーンメタリックが、なかなか新鮮ですな。


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MINIもスバルも。

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 スバルのプログラムが終って、MINIのWRC参戦が確定するまでは、『かなりヤバいらしい......』なんて言われていたプロドライブ。ところが、MINIジョンクーパーワークスS2000/WRCが売れまくってる上に、アストンマーティンのプログラムも好調なようで、なんと社屋移転も考えているとのこと。

 デビッド・リチャーズ御大も、「手狭だから、新しい施設を探さないとね〜」とウハウハな様子(^^;)。あとは、MINIジョンクーパーワークスWRCで、スバル絶頂期くらいの活躍を見せてくれれば、プロドライブの未来も安泰でせう。

 そういえば、某ニュースサイトにて「スバルWRC復帰!?」なんて文字が躍っておりました。インプレッサとWRXを引き離して、WRXを1.6Lターボで出して来るというもの。

 スバルが思い切ってブランニューの1.6L直4直噴ターボエンジンを開発していたら、たいそう面白いことになりそう。でも、あえて水平対向以外のエンジンを開発するかなぁ......。とにもかくにも、世界中のスバル・ユーザーの多くが今もブルーのインプレッサやレガシィに乗っている意味を、スバルの中の人が理解していることを祈りたいものです。

 閑話休題。テストカーをひっくり返して、今週末のラリー・エストニアを欠場したクリス・ミークが、ドイツ〜フィンランドのテストを終えて、「マシンは完全なパッケージに近づいた」と胸を張っております。サルディニアからフィンランドで、どれくらいのベースアップを果たしているのか、ユバスキラでしかと確認してきますぜ(^^)。


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IRCイケメソ枠。

 ポルトガルで開催中のIRC第6戦サタ・ラリー・アソーレス。もっか最終日後半のセクションで、ユホ・ハンニネンとアンドレアス・ミケルセンのふたりが僅差で争っております(ハンニネンってIRCになるとイキイキするよなぁ(^^;))。

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 少し前にある女子から『ラリー界にはイケメンがいない!』と言われた時にお薦めしたのがミケルセン。この人、若い頃から期待されている割には、イマイチ上がり切らない印象なんですよね(^^;)。ラリー界にあるまじきハイレベルな顔面偏差値に、是非とも実力がついてきて欲しいので、ここは一発ハンニネンに追いついて欲しいところですな(フィンランドも期待しております)。

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 顔がイケてるという意味では、プジョー・ポルトガルから参戦するブルーノ・マガラエスもかなりレベルが高いのでは? そうでもない?

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 このアソーレスには、僕らのヌタさんこと、奴田原文雄選手も参戦しております(新井選手はDay2前半でリタイア)。アドバン・インプレッサR4、予想はしていたけれど、かなりカッコイイです(^^)。SS14でトラブって少し遅れてしまったけれど、12位を走行中。完走して次に繋げて欲しいな〜。


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フィエスタ兄弟。

 やっぱりフォード・フィエスタRRCのテストはマスーなのね(^^;)。まぁ、他のドライバーに頼んで経費がかかるならば、「いっちょ、走ってきて」と頼める息子を使いたい気持ちはよ〜く分かります。

 既にフィエスタRRCに関しては、フィエスタS2000、フィエスタR2と同じように専用サイトも出来上がっていて、カスタマーカムカム状態。Mスポーツのやる気フルな姿勢が伝わってきますな。ちなみに、このサイトにあった画像がコレ。

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ズラリ。

 ボトムレンジを担うフィエスタMS1から、フィエスタR2、フィエスタS2000、フィエスタRRC、フィエスタRS WRCまで、フォードのフィエスタ・ラリーカーラインナップが勢揃いしました。どんなレベルでも、どんな選手権にも対応可能、完璧な布陣が完成しました。ちなみに、MS1とR2、RRCとWRカーは、相互にコンバージョンが可能。ステップアップも容易なシステムとなっています。

 ここ数年、MスポーツがFIAにガッツリ食い込んで、マシンレギュレーション決定に噛んでいるなんて噂されていたんですが、このズラリっぷりを見るとそれも納得 (^^;)。アブダビがやる気をなくして去ってしまった場合のことを考えて、なんとか自活できるだけの体制を整えたんでしょうかね。


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あれから8年(ギョ)。

 本日、某所で開かれたラリー系飲み会に、ノコノコとお邪魔してきましたよ(^^)。久々にアルコールを摂取したので、口が滑らかになったのか、好きなことをペラペラとマシンガントークカマしちゃいました。ご一緒した皆様、今日話した事の90%はフィクションですので、信じないでね(テヘ)。また、是非誘って下さいまし(^^)。

 さて、本日のニュースで気になったのは、やっぱりヒュンダイのWRC復帰でしょうねぇ。これまでも幾度となく噂に上がってきたけど、実現の気配すらなかったからなぁ。直近だと写真のコレ。

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 リース・ミレンがラリークロス用に開発したヴェロスター登場時にも、「すわ、ヒュンダイ復帰か!」なんて、一部で盛り上がっていたもんなぁ(^^;)。個人的にヴェロスターはウネウネとエグい形が嫌いじゃないです。レッドブルとのマッチングもイケる。

 ニュースによると、ラリーのプレパレーションが可能なヨーロッパのチームを探しているとのこと。「ベースカーを渡して後はヨロシクね♪」だと、MSDの悪夢再来の予感がヒシヒシ(^^;)。ヒュンダイ本社が本気でラリーカーを自社開発するくらいのガッツがなければ、あえて今出て来る意味がないような。

 ヒュンダイ最後のWRC参戦になった2003年のオーストラリアで、ホテルに泊まれずにサービスで寝泊まりしていたMSDのメカニックの事を思うと、やるならば本気でお願い......と思う、今日この頃です(^^;)。


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長いレースは嫌なの。

 シトロエンのフィンランドテストは、セバスチャン・オジエが転倒をカマした結果、DS3WRCが甚大なダメージを受けて中断された模様です(クルーは無事なのでご安心を......)。ってことで、写真はフィンランドテストの前に行なわれたドイツテストの様子。

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 当たり前だけど、セブ様ってば弛緩しておりますな(^^;)。ま、勝手知ったるドイツのステージだし当然か。そのセバスチャン・ローブ、来シーズンの去就についてはいつも通り、「まだ何も決めていない」と前置きしつつ、なかなか興味深い発言をしています。

「耐久レースはサーキットレースの中でも、一番興味ないカテゴリーだね。DTMのようなスプリントレースの方が好きだけど、あれはまだ世界選手権じゃない」

 ル・マン、そんなに好きじゃなかったんか(^^;)。いや、ル・マンに行った場合、ボスがオリヴィエ・ケネルのままだからか? そしてもうひとつの注目は、"世界選手権"に拘っていること。ならばWTCCがあるじゃんと思うけれど、やっぱりある程度ハイパフォーマンスなレーシングカーがいいんでしょうな。

 ちなみに「特に好きなラリーはないけれど、モンテカルロのWRC復帰だけは関心を持っている」とのことです(^^;)。2012年の開幕戦も涼しい顔をしてシトロエンDS3WRCで勝っちゃいそうだな。


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画伯復活!?

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 ラリー・フィンランドで計画中の『ヤリ-マティ・ラトバラの何でも聞いちゃって!』。たくさんの質問、ありがとうございます! 今回、フォードからある程度まとまった時間をもらえそうなので、+αな企画を考えておりますよ(^^)。

 題して、『ヤリマテ画伯、自画像を描く!』。昨年のカタルニアで、ラリー界にセンセーションを引き起こしたラトバラ作ミッコ・ヒルボネン像。今回、ヤリマテ画伯が満を持して、自画像に挑みます(^^;)。

 ラトバラの自画像に関しては、もちろん待ち受け画像としてアップ予定ですし、今回質問が採用された方の中から、抽選で1名様に作品そのものをプレゼントしちゃいます。『ヤリマテの自画像が欲しい!』というあなた、是非とも面白い質問を考えて、応募フォームから送って下さいませ。

 それにしてもヤリマテの作品、忘れた頃に見ると改めて「ギョッ」とさせられるねぇ(^^;)。


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CGじゃないよ。

 昨日のBlogでペターのことを心配したら(明らかに余計なお世話(^^;))、本日アップされたニュースでは、こんな様子が......。

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 ヒャッホ〜!

 セバスチャン・ローブのような空軍のジェット練習機では物足りなかったのか、ペターってば、なんと複葉機の上翼に乗っかってます(^^;)。これって、「やりたい!」と思っても出来きませんって。まさか、CG? いえいえ、正真正銘の本物です(^^;)。

 この強烈な罰ゲーム、もといアクロバット飛行をやりきったペター、「ラリーカーの方が凄い」だって。どんだけいつも凄まじいドライブしてるんでしょうね。毎戦ペターの横でペースノートを読んでるクリスを心から尊敬しちゃいますな(^^;)。

 と、まぁ、こちらが心配するまでもなく、元気が有り余ってるペター。どうやら、ナッサー・アル-アッティーヤの代わりにフォルクスワーゲンのドライバーに急浮上との噂もチラチラ。もしや、交渉絶好調で元気いっぱいだったりして!?


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子供と過ごす夏休み。

 ヤリマテへの質問、ドシドシ集まっておりますよ〜(^^)。今回はフィンランドのシェイクダウンでインタビューを予定しているので、締め切りは7月26日となっています。『まだまだ大丈夫〜』なんて余裕ぶっこいていると、送り忘れてしまいますので、ご応募はお早めに〜。

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 本日のニュースでペター・ソルベルグ・ワールドラリーチームのチームマネージャーを務めているケン・リースが、シーズン前半戦を総括しています。総括自体は、『前半戦、お疲れさまでした』的な内容なんですが(いくらなんでも端折り過ぎですよ(^^;))、興味深かったのは以下のくだり。

『ペターはイベント以外の時間を資金集めなどに使わなくてはならない。だから、イベントにやってくる時には疲れているんだ。ワークスドライバーたちはテストもできるし、より良い環境を享受し、休暇も取ることができる』

 フィンランドまでのこのインターバル、ペターは休めているんですかねぇ......。他のインタビューでもペター自身が言っていたけれど、『オリバーにもあまり会えていない』みたいだし。

 スバル時代が、蝶よ花よの待遇だったから、この3年間のスポンサー交渉疲れが相当溜まってるんだろうなぁ。マスーやヘニングですら、参戦が厳しくなっている昨今、どこかペターを楽にしてくれるスポンサー(もしくはマニュファクチャラー様)はいないものですかね。


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やりたい放題やらせて頂きます。

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 2012年にWRC復帰を果たすモンテカルロ。「これだけ頼まれて、戻ってきたんだから、好きにさせてもらいまっせ」とばかりに、壮絶なルートを発表しましたよ(^^;)。水曜日にヴァーランスでスタートして、フィニッシュは日曜日のモナコ。たっぷり5日間だって(^^;)。

 もちろん1サービスなはずもなく、水曜日と木曜日はヴァーランス、金曜日にモナコに移動しつつステージをこなして、土曜日と日曜日はモナコを起点に走行すると。取材の皆さん、大変そうだなぁ......。でも、この勢いだと、コンサントラシオン(ヨーロッパ各地からモナコを目指してスタート)も復活させてきたりして(^^;)。

 そして、もうひとつ興味深いニュースがアップされています。FIAは2013年のカレンダーにヨーロッパ圏外のイベントを増やしたい様子。そういえば、2012年のカレンダーが発表された時、ジャン・トッドは「ヨーロッパのイベントばっかり!」なんて文句を言ってましたよね。

 FIAとしては北米、中国、インド、ロシアあたりを考えていて(そこに日本が入っていないのはアレだけど)、これらの新規イベントをカレンダーに加える場合、ヨーロッパのいくつかのイベントは統合される可能性を示唆しています。今年のスウェーデンとノルウェーのように、近場で似たようなイベントをやっているならば、一緒になっちゃいなよと。

 ニュースではドイツとフランス(150kmほどしか離れていない)が例に挙げられていましたが、他にはあるかなぁ......。トルコとギリシャ、カタルニアとポルトガルあたり? でも、来年のモンテカルロ以上に移動距離が凄まじいことになりそう(^^;)。


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ヤリマテがガッツリ答えてくれるって。

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 ラリー村の夏休みが終わらないのぅ......なんてボヤいていたら、本日フォード広報のジョージーナから、「ヤリマテのインタビューOKよ♪(意訳)」との連絡が届きましたよ(^^)。

 ってな訳で、久々に帰って来たスペサルな企画「ヤリ-マティ•ラトバラの何でも聞いちゃって!」の募集が大々的にスタートしました! 去年のミッコ同様に超真面目なラリーに関する質問から、トホホな質問までタップリ聞いて来ますので、知恵を絞った質問を、応募フォームから送って下さいまし(^^)。

 ちなみにラトバラに関しては、日記担当だった2009年に毎回質問に応えてもらっていましたし、そのシーズンに公開した『SIKA MAKEA!!特別編、その質問全部答えちゃう♪』でもかなりの数の質問をぶつけています。

『過去の特集記事』内に残っているので、そこで聞かれていない質問を捻り出すと、採用の確率が上がっちゃうかも(^^)。ヤリマテに関しては、実はインタビュー以外にもスペサルな取材が出来ないか、もっか交渉中。こちらもお楽しみに〜(^^)。


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コンパクトかつ広大に。

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 ラリー・フィンランドの取材に向けて、アレコレ準備を進めているんですが、アクロポリスから5週間インターバルが空くこの期間、ラリー村の皆さんはバカンスムード一色のご様子(休める時に休まないとね)。チームからもなかなか返事が届きません(^^;)。

 今週に入ってから、色々なドライバーのバケーションネタが出てきたので、そろそろチームも動き始めたのかもしれません。毎回取材に行く前は、『パスは通ってるかな......』、『チームから連絡が来ないけれど取材はできるかな......』なんて、不安を感じつつも、なんとかなってるので(^^;)、今回も大丈夫なはず。

 先日カメラマンのニャオキ先生に会った時、『今年のフィンランドは移動が大変!』なんて言っていたので、アイテナリーをチェックしてみました。なるほど昨年に続き土曜日フィニッシュなので、日程的にはコンパクトだけれど(それでも木曜日の夕方からステージが3つもある(^^;))、ステージの範囲が激しく広がっていますねぇ(^^;)。Day2はリモートサービスのラーティ往復が大変そうだなぁ......。

 今回はどのステージに行けるかなぁ。ってな訳で、昨日に続き一年前のフィンランドから写真を一枚。この時は、このふたりがチームメイトだったんだよな〜(オジエのトップチームデビュー戦だったと)。実はMINIジョンクーパーワークスWRCを見るのも、今回が初めてなんですよね(^^)。


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結局、好きなんです。

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 サンレモが復活するとばっかり思っていたら、なんとシチリアがWRC開催地に立候補しそうな勢いですよ。シチリアと言えば、先日K子様が取材をカマしたタルガ・フローリオ。K子様の「こぼれ話」でも書かれていたけれど、最古のモータースポーツイベントとしてブランドも十二分です。

 個人的にはサルディニアのメディアオフィサーを務めているマルコ・ジョルド先生には、色々お世話になった事もあって(こっちもお世話したけどな (^^;))、サルディニアのピンチに心を痛めつつも、サンレモでも、シチリアでも、久々の開催地変更にワクワクが止まりません。昨日のBlogに書いた通り、同じ開催地が続けば飽きられるのも当然ですからね。

 と、ここまでツラツラと書いておきながら、気がつきました。僕が毎年のように訪れているあのイベントは、知る限りず〜っとユバスキラのまま(一時期ラーティに移るって話もあったけど)。ユバスキラなんて、およそ楽しい街じゃないし、変化もあまりないような......(^^;)。

 とどのつまりは飽きた、飽きないの話ではなく、好きか嫌いかってことなんでしょうかね(身も蓋もナシ(^^;))。写真は昨年のヘルシンキ祭りでの一枚。あの灼熱の日々から一年近くが経っちゃったのか......。今年は涼しいといいなぁ。ユバスキラのホテルに冷房設備が追加されたとは思えないし(^^;)。


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ウェールズじゃないラリーGB。

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 僕が初めて観戦したWRCは97年RAC(某PDツアーにて(^^;))。当時、ホストタウンはチェルトナムで、シルバーストーンやらドニントンでのショーステージも含めて、4日間を目一杯に使ってラリーが開催されていました。

 あまりに移動距離が長くて、僕らのツアーのミニバンのドライバーから『法律違反だから、これ以上運転んできない!』なんて言われちゃいましたからね。お陰でこの日はサービス見学ができなかったし(^^;)。

 それから5年後、ラリーXの編集部員として訪れた英国でのWRCは、いつの間にかRACではなくなっていました。ラリーGBと名前を変えて、ヘッドクォーターもウェールズの州都かカーディフへ。雨ばかりの天候とイマイチな食事は変らなかったものの、ラリーは1サービスを起点とするコンパクトなイベントへと変貌していました。

 メディアとしては普通に取材しやすかったものの、『あれれ、僕が初めて観戦したRACとちょっと違うなぁ......』と、少々の違和感を感じていたものです。

 そして、さらに10年の時を経て、ラリーGBはウェールズを離れてヨークシャー開催になりそうな気配です。しかも、開催地変更に合わせて、あのキールダーが復活するかもしれないんだって。ここ数年、ウェールズ州政府と予算に関して揉めに揉めていたラリーGBだけに、これはすんなりヨークシャーに決まるだろうなぁ。

 かつてはモンテカルロ、フィンランド(サファリの場合も)と合わせて、世界三大ラリーと呼ばれ、数百万人もの観客を集めていたRACラリー。少々閉塞感のあったウェールズを離れることで、栄光の日々を取り戻すことができるのか......? 少なくとも僕は、『開催地が変ったら、久々に行っちゃおうかな......』なんて思ってたりします(^^;)。

 写真は92年のRACを走る、アリ・バタネンのスバル・レガシィRS。生涯ベスト3に入るほど好きなマシン&カラーリングです。


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その名はアンシアン。

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 去年のツール・ド・コルスで白いスズキ・スイフトS1600を駆ってJWRC初勝利、以来なりを潜めていたジェレミー・アンシアン。先日行なわれたストバート・フォードのテストで、初WRカードライブにも関わらずエフゲニー・ノビコフに伍するタイムを叩き出して、周囲の度肝を抜いた模様です。

 このアンシアン、セバスチャン・ローブ、セバスチャン・オジエと同様にFFSAの若手育成プログラムから出てきたひとり。これまでだとボラン・プジョー→シトロエンC2 S1600でJWRC→PHスポールあたりからWRカーでスポット参戦......という流れに乗るはずが、シトロエン本体にも若手に目をかけるだけの余裕がないようで、今もスズキ・スイフト・カップに参戦中。

 そこに現れたのが若手育成大好きっ子のマルコム・ウィルソン。フランス国内で燻っていたアンシアンに、フィエスタRS WRCテストのチャンスを与えたと。流石マルコムと拍手喝采しつつ、彼の期待に応えたアンシアンもたいしたものです。

 ターマックスペシャリストというと、半分引退している某ベルギー人しかいなかったフォードとしては、シトロエンよりも先にキープしておくべき人材な気がしますね。この名前、覚えておいて損はないかも。


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諜報部員様と新宿で。

 昨日のBlogで予告した人は、お馴染みフィンランド諜報部員のLコネンさんでした(^^)。フィンランド在住ではありますが歴とした日本人のLコネンさん、今回久々の来日ということで、必要な買い物を手伝いつつ、純和食な晩飯を食べてきましたよ。

 と、新宿紀●国屋前というベタな待ち合わせ場所に現れたLコネンさん、両手に大袋を下げています(^^;)。フィンランドから色々持って来てくるとは言ってはいたものの、まさかこんなに盛りだくさんとは......。

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お土産の一部はこんな感じ。

 以前紹介したラリーミニカー分冊百科の続き(トヨタ・セリカGT-Four、スバル・インプレッサWRC2008、シトロエンC4WRC、アウディ・クワトロ)に、レッドブルのキミ・ライコネンパッケージ、そしてフィンランドでセールになっていたキミのニットキャップ3個。そして、イヌスケが大好きなittalaのグラスセットまで......。

 これだけ重いブツを遥々日本まで、本当にありがとうございます(T_T)。これらの品々はウィナーズダービーに賞品として放出しますので、お楽しみに! ところで、35℃を越える節電猛暑な日本で、今ニットキャップを欲しい人がいるんでしょうかね〜(^^;)。


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白より黒だよな。

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 やっぱりMINIのレーシングスーツはブラックバージョンが圧倒的にカッコイイ。......と先日スペインで開催されたスタジアムイベントにて、並みいるF1ドライバー達を撃破して優勝しちゃったダニエル・ソルドを見て、改めて思った次第です。

 そもそも、何故デビュー戦のサルディニアは、あの白いウェアだったんでしょうね。テストで汚れて洗濯中(^^;)? 2戦目のラリー・フィンランドは、黒白どっちで出て来るのか、確認してこなきゃね(着々と宿題が増えていきますなぁ)。

 さて、明日はイヌスケ的にかなりお世話になっている方に会ってきます。1年ぶりなのでかなり楽しみです(^^)。ラリーXモバイルあてに、色々とグッズを持ってきてくれたみたいですよ。明日のBlogでお伝えするので、お楽しみに〜♪


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気がつけば半年終ってました。

 気がつけば、本日から7月。まだまだと思っていたラリー・フィンランドも今月末に迫っています。そろそろ色々準備しないと......ふぅ。

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 さて、最近ヤリマテといい、オジエといい、ミッコの事を蔑ろにしすぎだと思うんですが......(^^;)。ミッコ自身も『ラリーだけが人生じゃない』なんて言っちゃってるし。ちょっと前のBlogにて、セバスチャン・ローブがフォードに加入した場合の事を書いたけれど、セブがやって来ると決まった瞬間にミッコがアッサリ引退しそうで......。

 不吉なことを考えるのはやめましょう(^^;)。色々悲観的なことを語られがちなミッコではあるけれど、一応首位のセブに17点差のランキング2位ですからね。トラブル多発とはいえ、ランキング4位のチームメイトに「覇気が足りない」なんて言われたくないだろうに。

 各所でミッコをディスり気味の風潮を見るに、チーム内のイザコザによって盛大に活気づいているシトロエンが羨ましくなったマルコム・ウィルソンが、噂を流している気が...... (^^;)。マクレーvsサインツで一瞬緊張感があった以外は、フォードのドライバーが揉めていた記憶ってあまりないもんなぁ。

 ってな訳で、ユバスキラではミッコとヤリマテがギスギスしているのか、その辺りも確認してきますね。そうそう、今回『ラリーフィンランドを観に行きますよ〜』というお便りをいくつか頂いております。サービスでフラフラしているかと思いますので、気軽にお声をおかけくださいませ(^^)。


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『ラリー村から日本の友人へ』