WRC2019/09/25

さよなら、スバルEJ20エンジン

(c)SUBARU

 スバルは、WRX STIの特別仕様車「EJ20 Final Edition」のプロトタイプが10月24日から開催される第46回東京モーターショーで展示されることを発表するとともに、このEJ20 Final Editionがスバルを代表するパワーユニットである水平対向4気筒エンジン「EJ20」を搭載した最後の市販モデルになることを明らかにした。

 EJ型エンジンは、1966年に登場したスバルの第一世代の水平対向エンジンEA型にかわる第二世代水平対向エンジンとして1989年に登場、水平対向4気筒ターボのEJ20は初代レガシィに初搭載された後、1992年の初代インプレッサに受け継がれ、長きにわたって世界ラリー選手権などのモータースポーツにおけるスバルの栄光を支えてきた。

 すでにスバルの主力エンジンは、2010年から生産を開始した第三世代水平対向エンジンのFB型となっているが、EJ20はそれ以降もスバルを代表するスポーツ・エンジンとして強い支持を誇り、いまもWRX STIに搭載されている。

 スバルによれば、EJ20型水平対向エンジンの生産を今年度内に終了し、このエンジンを搭載する現行型WRX STIは2019年末で受注を終了、その集大成となる特別仕様車EJ20 Final Editionの販売に先駆けて、プロトタイプマシンを東京モーターショーで公開するという。

 限定555台のEJ20 Final Editionは、バランスドエンジンを搭載、チェリーレッドストライプが入ったフロントグリル、ゴールドに塗装されたBBS社製 19インチアルミホイールで足元を固めるなど、名器のフィナーレを飾るにふさわしい特別な装備が採用されている。

 EJ20 Final Editionについては、東京モーターショー公開に先立ち、9月25日から専用webサイトがオープン、販売時期や価格については明らかにされてないが、詳細は10月23日に公表される予定となっている。

●EJ20 Final Edition専用webサイト
URL: https://www.subaru.jp/wrx/sti_ej20finaledition/