WORLDWIDE2018/02/24

アトキンソン、新しいWRXはWRカーに近い

(c)subaru.com/rally

 2018年のアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)シリーズへスバル・ラリーチームUSAから限定的な参戦を行うことが決まったクリス・アトキンソンは、シリーズを戦う新しいWRX-STIラリーカーは以前のWRカーに匹敵すると語った。

 過去にスバル・ワールド・ラリーチーム(SWRT)から世界ラリー選手権のイベントで6回の表彰台を獲得したオーストラリア出身のアトキンソンは今年、アメリカで開催されるグローバルラリークロス選手権(GRC)にフルシーズン参戦するとともに、ARAシリーズの限られたラウンドに参戦する。

 アトキンソンはあくまで今年のターゲットはGRCにおきながらも、久しぶりのラリーでも速さをみせたいと考えている。

「僕は4月末にオレゴン・トレイルラリーに参戦するが、しかし、今年の主な焦点はラリークロスなので、正直に言ってすべての準備はラリークロスに向けたものだ」とアトキンソンは語った。

「ラリーについては2つのイベントだけ参戦するが、どちらかと言えば、より楽しみのためだ。最初のイベントは楽しそうなので、ステージについて調べて、イベントの前に小さなテストを行なうつもりだ。だがその前に、ラリークロスのテストをもう少し行なう」

「僕は1年以上グラベルラリーに参戦していなかったので、それが最大の違いになるだろう。ラリーには常に緊張があるが、僕にとってはパフォーマンスが重要だ。常に速くなりたいと思っている」

「スバル・ラリーチームUSAの新しいマシンは、WRカーとR5マシンの中間に位置するように広げられた規定に従って設計されている。R5よりもいくらか自由があるが、WRカーよりもはるかにコスト効率が良い。パフォーマンスは以前のWRカーに似ていると思う」