WORLDWIDE2017/10/16

アンドレウッチ、10回目のイタリア王座に輝く

(c)Peugeot

 プジョー・イタリアのパオロ・アンドレウッチとアンナ・アンドレウッシがイタリア・ラリー選手権の最終戦ラリー・ドゥエ・ヴァッリで10度目のイタリア・チャンピオンを決めた。

 アンドレウッチは昨年も選手権で4勝目を挙げながらもレグポイントで王者に及ばず、今季、前人未踏の10度目王座に挑んでいた。

 今季3度の勝利を飾り、選手権を大きくリードして最終戦に臨んでいたアンドレウッチは、土曜日に行われたレグ1で勝利を飾って選手権にリーチを掛けていた。

 彼は、日曜日のレグ2では確実なゴールを目指してペースをダウン、レグ2で優勝をさらった選手権のライバルであるシモーネ・カンペデッリ(フォード・フィエスタR5)も届かず、自身は悠々と総合3位でフィニッシュを決めて選手権王者を獲得することになった。

「どんな気分かって? 気が遠くなりそうだよ。本当に厳しいラリーだったが、僕らはやり遂げた。昨年は失っているので、今年は最初から10回目のタイトルを狙っていた。昨シーズンの終わりに始まった長い試練のおけげだよ。僕らを支えてくれたチーム、そしてタイヤが素晴らしい仕事をしてくれた。僕らは最高のチームワークだった」とアンドレウッチは喜びを語っている。

 なお、2日間のイベントではルカ・ロセッティ(シュコダ・ファビアR5)が6年ぶりのイタリア選手権総合優勝を飾っている。