WRC2021/01/28

アークティック・ラリー、無観客開催を発表

(c)AKK Sports

 アークティック・ラリー・フィンランド を主催するAKKスポーツは、2月26日から28日までロヴァニエミで世界ラリー選手権として初開催されるイベントが無観客で行われることを正式に認めるとともに、スケジュールに関する最初の情報を発表した

 フィンランドは昨年12月から国内全域において50人を超えるイベントの開催が禁止されており、政府は今週月曜日、この方針を2月末まで継続することを発表していた。こうした状況をふまえて、AKKスポーツは水曜日、「COVIDの感染状況、国のプロトコル、政府の規制により、アークティック・ラリー・フィンランド は観客なしでの開催となる」と発表するとともに、イベントが開催にむけて予定どおりに準備を進めていることを強調している。

 AKKスポーツによれば、アークティック・ラリー・フィンランドの附則の発行は2月1日を予定、同日からエントリーが開始され、8日の18時には締め切られるという。アイテナリーについてもいまのところ発表されてないが、現在、現地ではルートの最終測定や設定の最終段階となっており、2月8日〜10日の間に発行されることになるラリーガイドで明らかにされるものと見られている。

 アークティック・ラリー・フィンランドは、2月24日(水)と25日(木)の2日間にわたってレッキが行われたあと、26日(金)の朝のシェイクダウンを皮切りに3日間のイベントとして開催されるという。金曜日の夜にはラリーの最初のスペシャルステージが行われ、それに続いて27日(土)にはロヴァニエミ周辺を中心に3つのステージを2回ループ、最終日の28日(日)は午後に行われるパワーステージでラリーがエンディングを迎えるという。

 主催者によれば、フィンランド政府、プロモーター、ロヴァニエミ市と緊密に協力し、イベントに適用されるガイダンスとプロトコルの最終決定作業を行っており、チームとメディアへのCOVID-19のプロトコルは、可能な限り早く連絡するとしている。