WRC2020/02/23

エストニア、タナクとヤルヴェオヤへ白星勲章

(c)Ott Tanak

 オイット・タナクとマルティン・ヤルヴェオヤは、世界ラリー選手権の功績を讃えられて母国エストニア共和国からホワイトスター(白星)勲章が贈られた。

 白星勲章は、エストニアで最高位に位置する勲章の1つであり、1936年に設立され、1995年代にエストニアが独立を取り戻した後に復活しており、エストニアの公共において顕著な功績があった市民および外国人対して贈られるものだ。大相撲で大関だった把瑠都関も2012年に白星勲章を受勲している。

 タナクとヤルヴェオヤは21日に、エストニアの首都タリンにおいて大統領府を表敬訪問、ケルスティ・カリユライド大統領から勲章を授与されている。

 ラリー関係者に母国から勲章が贈られた例としては、英国では2005年にプロドライブ代表のデビッド・リチャーズが大英帝国勲位OBEを、2009年にマルコム・ウィルソンもOBEを、また1996年にコリン・マクレーがMBEを授かっている。

 また、フランスでは、現FIA WRCセーフティデリゲートであり、1982年のWRCドライバーズランキング2位の栄誉を誇るミッシェル・ムートンが2011年にレジオンドヌール・シュバリエ勲章を受勲している。セバスチャン・ローブも3つめのワールドチャンピオンを獲得した2006年末に受勲が決まり、2009年にニコラ・サルコジ大統領から同勲章を受け取っている。