WRC2020/07/17

エストニア、金曜夜のラーディ・ステージで開幕

(c)RedBull ContentPool

 ラリー・エストニア主催者は、9月4-6日に開催される同イベントのラリーガイド1を近日中に公開することを発表、それに先駆けてラリーウィークのより詳細な暫定スケジュールを公開するとともにエントラントにむけてメッセージを公開した。

 ラリー・エストニアのサービスパークについては、これまでタルトゥ市の北東3kmに位置するエストニア国立博物館に設置され、ここでスタートとゴールのセレモニーが行われると説明されてきたが、木曜日により詳細な情報が公開され、サービスパークはエストニア国立博物館の広大な敷地内にあるラーディ旧航空基地に設けられることが明かされている。

 ラリー・エストニアは2デイ・イベントで行われるため、ラリーウィークも短いフォーマットとなり、レッキ初日は2日水曜日の15時から20時までとなり、3日木曜日の7時30分から20時までがレッキ2日目となる。

 シェイクダウンは4日金曜日の朝9時1分から行われ、18時からラーディ旧航空基地のポディアムでスタートセレモニーが行われたあと、夜19時8分から行われるラーディ・ステージでラリーが開幕するという。オーバーナイトリグループをはさみ、ラリーは翌日から2日間にわたって本格的な競技が行われる予定だが、より詳細なルートについては近日中に公開されるラリーガイド1とともに発表されることになる。

 エストニア主催者は、競技参加者に対して次のようなメッセージを発表している。

「競技に参加する皆さんへ、ラリーエストニア2020は特別なイベントになります。10回目の開催となるバルト海最大のモータースポーツイベントは、史上初めてFIA世界ラリー選手権の公式ラウンドとして開催されます。2010年の第1回大会以来の目標であり、エストニアへの大きな評価をいただくことになりました」

「今年のFIA世界ラリー選手権は、これまでにない状況で続いています。COVID-19のパンデミックは大きく変化し、WRCラウンドの開催は全く新しいレベルでの挑戦となりました。モータースポーツでは安全性が常に最優先されており、このような状況を考えると、スペシャルステージに限らずあらゆる安全性も保証しなければなりません。FIAとWRCプロモーターはこのような状況を想定したガイドラインを作成しており、私たちはそれに厳密に従うことにしています」

「エストニア政府は、ラリーエストニアにおけるコロナウイルスのリスクを最小限に抑えることを目的とした特別委員会を設置しています。委員会は、エストニア・レスキュー委員会、エストニア警察と国境警備局、エストニア道路管理局、エストニア保健局、州森林管理センター、内務省の代表者で構成されています。WRCプロモーターとFIAはこの件に関して国際的なノウハウと実践を提供してくれることになっています」

「私たちは、ルールやガイドラインを遵守することで、安全で見ごたえのある大会を開催できると考えています。今後も最新の情報をお伝えしていきますので、ご不明な点がございましたら、担当者までお気軽にお問い合わせください。エストニアでお会いできることを楽しみにしています」