WRC2020/07/11

エストニアでは走行順ルールを調整へ

(c)Toyota

 世界ラリー選手権の走行順ルールがラリー・エストニアでは調整されることになり、一番手スタートのドライバーにとって不利なルールが緩和されることになりそうだ。

 高速なステージで知られるラリー・エストニアは、やわらかい砂質の路面をもち、表面は非常にルーズなグラベルが覆っているのが特徴だ。2日間のイベントで行われるラリー・エストニアでは走行距離の70%近くが土曜日に集中しているため、ポイントリーダーのセバスチャン・オジエにとって不利なスタートになり、5番手という後方から母国ラウンドをスタートするオイット・タナクにとってきわめて有利な展開になると考えられてきた。

 世界ラリー選手権の現行ルールでは最初のレグは、選手権のポイント順にしたがって走行することになるが、ラリー・エストニアでは土曜日の朝のループを終えた時点で走行順を調整し、午後のループは朝のループの順位のリバースで走行することになるという。