WRC2018/12/21

エヴァンスはマーティンと新コンビへ

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームの来季布陣についてはテーム・スニネンがすでに決まっているものの、その詳細についてはまだ明確になっていない。しかし、WRC公式サイトのwrc.comは彼とともにエルフィン・エヴァンスがフィエスタWRCで参戦することになり、来月のシーズン開幕戦となるラリー・モンテカルロ(1月24日〜27日)には、新しいコドライバー、スコット・マーティンと組んでエントリーすることになりそうだと報じている。

 エヴァンスは、2013年からダニエル・バリットとコンビを組んでおり、2016年のみクレイグ・パリーに交代しているが、2017年以降は再びバリットがパートナーをつとめてきた。

 しかしそのバリットは来シーズンから、12戦のWRC2プログラムを走るトヨタ育成ドライバーの勝田貴元のコドライバーに復帰することが発表されている。

 そしてクレイグ・ブリーンが2019年のシートを巡るイス獲りゲームでフル参戦のチャンスを逃す形となり、彼のコドライバーだったマーティンがエヴェンスと組む道を選択するに至ったと考えられている。

 ブライアン・ブフィエがモンテカルロでフィエスタをドライブするために復帰するという憶測については信憑性が低いようだが、ポントゥス・ティデマンドが2019年にMスポーツ・ワールドラリーチームに加入する可能性は大いにあると考えられている。

 2017年にWRC2タイトルを獲得しているティデマンドは、今シーズンの終了とともにシュコダ・モータースポーツを離れ、水曜日には彼が6年間所属していたマネージメント担当会社であるイーヴン・マネージメントからも独立したことを発表している。

 イーヴン・マネージメントは、ヒュンダイでのWRC2プログラムでティデマンドをステップアップさせるチャンスを待つ戦略だったとみられるが、彼は早期にWRカーで参戦する道を希望したのではないかと噂されている。