WRC2019/04/22

オジエ、シトロエンでアルゼンチン初勝利を目指す

(c)Citroen

 セバスチャン・オジエは、これまで一度も優勝を経験していないラリー・アルゼンチンにおいてシトロエン・レーシングとともに勝利を目指す。

 2019年シーズンここまでの唯一のグラベルイベントとなったメキシコで勝利しているオジエとジュリアン・イングラシアは、ラリー・アルゼンチンにおいて選手権の大部分を占めることになるこのサーフェイスに戻り、グラベルのコースでC3WRCのペースを確実に上げていくことに強い気持ちで臨む。

 オジエはラリー・アルゼンチンではこれまで4回ポディウムでフィニッシュしている。そんな彼らには、アルゼンチンではすでに10勝しているシトロエン・レーシングの経験値にも期待が持てるだろう。また、これまで毎年ほとんど1番手の走行順でスタートしてきたオジエにとって、クルマが通過するたびにグリップレベルが上がっていく傾向にあるステージで今回は2番手で走ることでグリップ・コンディションがわずかでも良くなることが期待される。

「アルゼンチンでは一度も勝利したことはないけれど、僕が好きなラリーではあるし、過去にも結構いい走りができている。だから今回のラウンドもいつもと同じように大きな期待を持ってのぞむことになる」とオジエは語った。

「僕はシトロエンとともにこのラリーで初勝利を挙げることを目指すということで、モチベーションがさらに増しているんだ、とまで言える。それに走行順が2番目というのはこれまでの数年に比べてもう少しチャンスがあると感じているのも事実だ。使用されている道路はかなり変化に富んでいる、でも実際にもっとも際立ってくるのは、そのところどころでどれほどグラベルがラフになってくるかという部分だと僕は考えている。速く走ると同時に時々クルマのメンテナンスに気を配ることが本当に必要となる」