ツール・ド・コルスで今季3勝目を飾ったセバスチャン・オジエは、もっと激戦になるという予想が外れ、スタートで大きなリードを手にしたことは驚きだったと週末の戦いをふり返った。
オジエは雨が降ったあとの水たまりが残った金曜日の朝のラ・ポルテのステージで表彰台を争ったライバルたちに20秒近い差をつけ、そのあともミスのない走りでその差をさらに広げることに成功し、ツール・ド・コルスでの2勝目を飾ることになった。
オジエは、昨年苦しんだフィエスタWRCのフィーリングがかなり良くなっていることが大きいと明かした。
「僕はもっと激しい接戦を予想していた。通常はギャップが非常に少ないので、スタートでこれほど大きな差を作れたことは嬉しい驚きだった。だがその後はそう簡単ではなかった。ミスを犯さないようにしながらギャップを管理することは常に難しいからね」
オジエは前戦メキシコに続いて2戦連続して勝利を飾り、ドライバーズ選手権でも2位のティエリー・ヌーヴィルに対して17ポイントにリードを広げている。
「もちろん2つの大きなイベントを勝ち残ったからといって、まだ戦いは終わったわけではない。僕たちはプッシュし続ける必要がある」とオジエ。
「だが、幸いなことに、いまはマシンもすべてが正しい方向に向かい始めている。開発が進んだし、マシンのフィーリングも格段によくなっている。フォードからのサポートもこの後で報われると確信している。僕にとってマシンの開発は、僕がMスポーツにとどまるための重要な要素だったので、努力が功を奏していることを非常に嬉しく思う」