WRC2017/01/24

オジエ、モンテで勝つことができたのは驚き

(c)M-Sport

 セバスチャン・オジエは、ラリー・モンテカルロではどんなことでも起こり得るとは思っていたが勝つことができたのは驚きだったとふり返った。

 Mスポーツに移籍後、ターマックでのテストはわずか二日間しかない状態で本番に臨むことになったオジエにとっては、路面の難しさも加わり、最悪の条件のなかでモンテとなった。

 オジエは、最終日にはチームメイトのオット・タナクにエンジントラブルが発生したことでチーム全員が不安を抱きながらもともに勝利を祝える開幕戦になったことを喜んでいる。

「今年のモンテは路面状況も最近にない難しさだったが、とりわけ僕にとってはMスポーツに加入してからまだ約1カ月しか経っておらず、このマシンに2日ほどしか乗っていない難しさも加わった」とオジエは語った。

「僕らが特別な準備をする時間はなかったが、ここはモンテなのでどんなことでも起こり得るとは思っていた。しかし、それにしても勝利できたことは本当に驚きだ。とても素晴らしい気分だよ」

 オジエは開幕戦で勝利を飾ったとはいえ、ヒュンダイのティエリー・ヌーヴィルが土曜日にクラッシュするまで1分近くも引き離されていたことを忘れてはいない。しかし、彼は新しいチームでのシーズンがうまく行くことをこの勝利で確信したようだ。

「チャンピオンシップにとってこの勝利は良い兆候であることはたしかだが、フィエスタのすべてのパフォーマンスを評価するには、まだ少し早い。どのマシンが差を作っているとか、誰が優勢かは、非常に判断しづらい」とオジエ。

「もちろん自分たちがこうして勝ち続けることも願っているが、これから一緒に働き始めるうえで、チームにとっては最高のスタートとなった。勝利が決まってからサービスに戻り、まだほとんど知らない相手とチームのみんなとお祝いを言い合うのは不思議だったけれど、これからチームと共にもっと多くの成功を収めることを確信したよ!」