WRC2018/10/08

オジエ、僕の感情にタイムが付いてきてくれた

(c)Rally GB

 Mスポーツ・フォードのセバスチャン・オジエは、ラリーGBの最終ステージまでもつれたヤリ-マティ・ラトバラとの秒差のバトルを制して、ハンヌ・ミッコラ、ペター・ソルベルグを越えるラリーGBの最多記録5勝を達成した。

 オジエは最終日、ラトバラの反撃のまえに一度は首位を明けわたすことになったが、2回目のグイデイルのステージで驚くべき速さをみせて逆転、ライバルを突き放した。

 オジエはこれまで苦しいラリーが続き、このラリーでも初日にギヤボックストラブルで8位まで順位を落としたときに運が尽きたと感じたと明かしたが、それでも最後、勝ちたいという気持ちにタイムが付いてきてくれたと今季4勝目をうれしそうにふり返った。

「僕たちは最終日の朝、ヤリ-マティの最高峰の走りを見た。そしてトヨタも強かった。しかし、僕はどうしても勝ちたかったんだ」とオジエは語った。

「ここ数か月間、僕は運が尽きたと感じていた。この金曜日もそう思ったよ。でも、ついに僕のところに運が戻ってきたね。僕の感情にタイムが付いてきてくれた。そして僕たちはヤリより少しだけ速かった」

 オジエはこの勝利で選手権リーダーのティエリー・ヌーヴィルに7ポイント差まで迫っており、6連覇のチャンスにも近づくことができたと感じている。

「間違いなく、この勝利は素晴らしいステップであり、僕たちはチャンピオンシップに向けて再び軌道に乗っている。望んでいる場所に近づいていることは確かだ」