WRC2017/10/06

オジエ、来季の話を止めてスペインに集中へ

(c)M-Sport

 セバスチャン・オジエは、今週末は2018年のシートに関して考えることを止め、ラリー・デ・エスパーニャの戦いに集中すると語った。

 オジエの来季については、シトロエンのイヴ・マトンが最優先での交渉を行っているとラブコールを送っているほか、Mスポーツへの残留についてもマルコム・ウィルソンが必死に説得を試みてきているが、この二つの選択肢以外にも今週末になってヒュンダイとの交渉の噂も聞こえてきている状況にある。

 オジエは前戦のあと、スペインの前に将来について決定したいと語っていたが、いったん話し合いをストップして目の前の戦いに集中するつもりでいる。

「ここに来るまでに結論を下したかったが、それは誰にとっても容易いものではない」とオジエは語った。「話し相手はすべて大きな組織であったり会社であるので早急な結論を出すことができずに話し合いは長引いている。ピンポンのラリーが予想より遅くしたと言うことにしよう」

「今週末はもっと重要なことで心がいっぱいだ。ラリーに集中する必要があるからね。次のタイトルに向かって一歩前進するためにも、今はいい結果を達成する必要がある」

 オジエは選手権で勝ち続ける可能性の高さが来年の決定を左右すると語った。

「競争力を持続させることがもっとも大事だ。だからこそオプションを探求し、どこが最も競争力があるかを見なければならない。そのためにもいいマシン、いい人間関係、それを達成するための強いモチベーションが必要となる」