WRC2017/06/27

オジエ、金曜日のタイムロスを抑えることに集中

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 チャンピオンシップ・リーダーとして後半戦を迎えるセバスチャン・オジエは、過去2回にわたって優勝した経験をもつラリー・ポーランドで選手権のリードをさらに広げる野心をもっている。

 オジエは昨年、最初の2日間を路面掃除に強いられたために6位と苦戦することになった。今年は金曜日までで彼の労苦は終わることになっているが、ここでどれだけタイムをロスしないようにトップ争いに踏みとどまるかに勝負がかかっていると彼は認識している。

「ラリー・ポーランドは、すべてのドライバーが楽しみにしているイベントだ。そのペースはすばらしく、今年の新しいマシンで高速の道を走ると、アドレナリンが放出される最高の感覚を味わえるだろう」とオジエは語った。

「僕はポーランドには過去2回勝利した良い思い出があるが、昨年は道路掃除に関してはおそらく最悪のイベントだった」

「チャンピオンシップをリードすることは、間違いなく今シーズンの今の時点で僕たちが望んでいたことだ。しかし、もしイベントがドライならば、金曜日は不利となるので、僕たちはできるだけタイムロスを少なくするために努力する必要がある」

 オジエは、サルディニアではグリップに苦しんだものの、エストニアで行ったプレテストでフィエスタWRCのフィーリングにいい手応えをつかんでおり、今年はふたたび優勝を目指して限界までプッシュするつもりだ。

「ここでタイムを取り返すことはとても難しいが、僕たちに何ができるか見てみよう。エストニアのテストは上手く行ってマシンに良いフィーリングを持てたので、先行きは良い。僕たちは限界までプッシュする準備ができている」

「チャンピオンシップでの僕たちのリードを維持することがポーランドの最優先事項だ。そしてもしリードを拡大できれば、良い週末になるだろう」

 オジエは今シーズン、途切れることなく5位以上を獲得しており、それに匹敵する安定した成績を挙げているドライバーはいない。