WRC2017/12/10

オジエ、FIAガーラで5度目トロフィー受賞

(c)FIA/ Jean Marie Hervio/DPPI

 2017年のワールドチャンピオンたちを表彰するFIAガーラが8日、パリのヴェルサイユ宮殿で開催され、5年連続で世界ラリー選手権のチャンピオンに輝いたセバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアにFIAチャンピオン・トロフィーが贈られ、その栄誉が讃えられた。

 シーズン恒例となったFIAガーラが8日金曜日夜、3期目のFIA会長に選ばれたばかりのジャン・トッドの主催によってヴェルサイユ宮殿において華々しく行われ、モータースポーツのすべてのカテゴリーのワールドチャンピオンとともに、オジエとイングラシアには2017年の世界ラリー選手権のチャンピオン・トロフィーが贈られた。

 オジエは、今年出場した13戦のうち2戦にしか優勝していないが、ユハ・カンクネンとトミ・マキネンを超える5度目のワールドチャンピオンを獲得、9度の王者であるセバスチャン・ローブに次ぐ史上2番目のタイトルホルダーに輝くことになった。

 5番目のトロフィーを贈られたオジエは、過去もっとも厳しく、そして誇りに思うシーズンだったと述べている。

「今年も再び僕らがタイトルを手にできたことを非常に誇りに思っている」とオジエは語った。

「以前のチームが突然撤退したことで僕らは引退の危機に直面したなかでのチャレンジのシーズンだったと誰もが知っていると思う。本当にぎりぎりところで決断しなければならなかったんだ。僕らにとっては非常に難しいシーズンだったと思う。非常にエキサイティングで、非常にオープンで、WRCのさまざまな優勝者がたくさん誕生したシーズンとなったが、もう一度トップになることができて、今日ここに招かれて5度目のトロフィーを受賞することになったことは本当に驚くべきことだ」

 また、10年ぶりとなるマニュファクチャラータイトルを獲得したMスポーツ・ワールドラリーチーム、WRC2王者のポントゥス・ティデマンドとヨナス・アンダーソンにもFIAチャンピオン・トロフィーが贈られている。