WRC2018/06/08

オジエ「ティエリーの方が雨乞いのダンスが上手」

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 セバスチャン・オジエは、ラリー・イタリア・サルディニアの初日が雨の影響によって路面掃除から免れそうだとしながらも、けっして簡単なスタートにはならないことを確信している。

 アルゲーロ近郊では、前日と同様に木曜日の夜中から金曜日の早朝までは小雨が降ると予報では伝えており、先頭でのスタートは少なくとも午前中については路面に積もったダストをクリーンにする作業から解放されることになりそうだと言われている。

 オジエは、一番手でスタートする選手権リーダーのティエリー・ヌーヴィルの方が自身より有利な路面になることを認めつつも、週末でもっとも厳しいコンディションになることが予想される初日はステージとの戦いになることを強調した。

「ティエリーの方が僕よりも断然雨乞いのダンスが良かったってことだね! 僕は何年もそれを続けているのに効果があったためしがない! しかし、2番目に走る僕も十分助けられると思う。いずれにしても、明日は非常に摩耗の激しいステージが続く。タフな戦いになることは間違いない」
 
 オジエはハードタイヤで走行したシェイクダウンでは早朝の雨によって滑りやすくなった路面でスライドしてオフすることになった。彼は本来ならソフトで行きたい明日のステージにむけて、もしハードをチョイスした場合でも同じミスをするつもりはない。

「たとえシェイクダウンではレギュレーションに従ってハードタイヤしか使用できなかったとしても、ミスをしたときには、それは自分のミスだ。誰の責任でもない。どんな路面コンディションが予想外であろうと、すばやくそれに対応しなければならない」とオジエ。

「金曜日はタイヤ殺しのセクションになることははっきりしている。湿っていればもちろんソフトだが、一方ではソフトが機能しないセクションがあることも分かっている。だから、これまでとは違った組み合わせになるかもしれない。はっきりしたことは明日になるまで分からないけれどね」