WRC2018/02/14

オジエがレッキ中にヘラジカに遭遇

(c)Julien Ingrassia

 セバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアが、ラリー・スウェーデンのレッキ中に2頭のヘラジカと遭遇した。

 北欧では雪の季節になると道路を横断するヘラジカやトナカイを目撃することはけっして珍しいことではなく、ラリーでもこうした大型の動物に衝突するアクシデントがまれに起こっている。その大きさゆえに、マシンに大きなダメージを受けるだけでなく、フロントガラスを突き破ってクルーたちが深刻なケガをすることもある。

 イングラシアが撮影した動画には、前方のレッキカーが大きなスノーバンクのある道路を横断する母子と思われる2頭のヘラジカとの接触を避けるためにスロー走行している様子が映し出されている。子どものヘラジカですら、スバルのルーフほどの背丈があり、オジエも思わず、「あちゃー」とつぶやいている。

 2010年のラリー・スウェーデンではリケナス・ステージ(今年も最終日にSS17/18として設定されている)でキミ・ライコネンがヘラジカに遭遇、衝突の危機からぎりぎりで逃れているほか、2011年にはヴァルゴーセンのステージでも目撃されている。先々週もノルウェー選手権のためにテストを行っていたニコライ・グリアジンが、プレテストでヘラジカを避けるためにクラッシュしてマシンにダメージを負っている。