WRC2018/06/05

オストベルグ、「僕にとってある意味チャンス」

(c)Citroen

 マッズ・オストベルグは、ラリー・イタリア・サルディニアの結果次第では次戦ラリー・フィンランド以降のシートの可能性が生まれるチャンスがあることを認識しており、自身に何ができるのかをしっかりとチームに証明したいと考えている。

 オストベルグにとってサルディニアはシトロエンからの今季3度目の参戦になり、いまのところは彼とシトロエンと間にそれ以降に関する確かな約束は何もない。しかし、彼は、クリス・ミークが解雇されたことによって今週末の戦いがレギュラードライバーになるためのオーディションの機会になったことを十分に分かっている。 

「サルディニアはお気に入りのイベントだったし、(シトロエンのシートがなくても)どちらにしても僕は走るつもりだった」とオストベルグ。

「今、ある意味チャンスが来ていることも分かっている、だからそのためにベストを尽くすよ。僕にどれほどの可能性があるのか、そしてサルディニアで何ができるのかをしっかりとこのチームに証明したい」

 オストベルグは、サルディニアでのプレテストの代わりに、先週末にスペインで2日間のテストを行っている。

「サルディニアは常に良いペースノートが必要となり、プッシュする時とクルマを壊す危険がある時の適切なバランスを見つける必要がある。ポルトガルではグラベルにおけるC3 WRCについて多くのことを学ぶことができたし、いいペースを見せることもできたし、プレイベントテストは、さらに最適なペースを見つけていくのに役に立ってくれたと信じている。特に今回は有利なランニング・オーダーをフルに生かしていくつもりだ」