WRC2020/01/11

オストベルグ、シトロエンからWRC2参戦が決定

(c)Citroen

 マッズ・オストベルグはシトロエン・レーシングから公式の支援を受けて今年の世界ラリー選手権の8ラウンドにPH スポールのC3 R5で出場することが公式発表となった。

 マッズ・オストベルグと彼のコドライバーであるトシュテン・エリクセンは、シトロエン・レーシングのための開発ドライバーを務めながら、WRC2タイトルに照準を合わせ、モンテカルロ、スウェーデン、ポルトガル、イタリア、フィンランド、ドイツ、GB、ジャパンの8戦に出場する。

「僕たちのシトロエンとの協力関係が継続できることを嬉しく思う。また、チームの皆と一緒にシーズンを続けられることは素晴らしいことだ」とオストベルグは語った。

「昨年、僕たちはこのマシンの開発に一生懸命取り組んできた。主な進化は、特にブレーキ、サスペンション、エンジン性能に関するものだ。これによって僕たちが2020年に有利となることは確かだろう。トシュテンとともに、できるだけ多くのラウンドを獲得してタイトルを手にすることを目指している。今シーズンが始まるのが待ちきれないよ」

 また、フランス・チャンピオンのヨアン・ロッセルもオストベルグとともにシトロエン・レーシングの支援で6ラウンドに参戦するほか、ニコラ・シアマン、エリック・カミリーもシトロエンの支援を受けてラリー・モンテカルロに参戦、さらにプライベートエントリーを含め、合計6台のC3 R5がスタートする態勢を整えている。

 シトロエン・レーシングのカスタマー・コンペティション・マネージャー、ディディエ・クレモンは、新しいシーズンはカスタマーたちの素晴らしい結果を求める取り組みをより強化すると語っている。

「昨シーズン、我々はC3 R5へのカスタマーたちへの支援によって数々の勝利を収めることができた。2020年の目標は、こうした開発の勢いを維持しつつ、ラリーの主要な国内および国際選手権への参戦をさらに強化し、ドライバーにC3 R5で輝くための手段を提供することだ」とクレモンは語った。

「モンテカルロはシトロエンにとって象徴的なイベントであり、才能のあるヨアン・ロッセル、経験とスピードをもつマッズ・オストベルグがもたらしてくれる結果を楽しみにしている。また、彼らと同様に野心的で競争力のある他の4人のドライバーもエントリーリストに加わっており、C3 R5が強力なパフォーマンスを発揮することを楽しみにしている」