ERC2020/07/30

オストベルグ、ERCラトビアでエストニアの準備へ

(c)Citroen

 マッズ・オストベルグは、9月のラリー・エストニアで世界ラリー選手権への参戦プログラムを再開するためのウォームアップとして8月14-16日にラトビアで開催されるヨーロッパ・ラリー選手権第2戦のラリー・リエパーヤに出場することを発表した。

 オストベルグは今季、シトロエン・レーシングからオフィシャルサポートを受けて世界ラリー選手権の8戦にPH スポールのC3 R5で出場し、WRC2タイトルを狙う計画だった。しかし、モンテカルロとスウェーデンの2戦で連勝し、オストベルグは計画どおりにWRC2をリードしていたが、新型コロナウイルスのパンデミックによってポルトガル、イタリア、フィンランドへの参戦計画が白紙になっている。

 オストベルグは6月末にポーランドで行われたBTHラリーチームのテストにアドバイサーとして参加、ひさしぶりにシトロエンC3 R5のステアリングを握っているが、やっとラリー・エストニアでのWRC2シーズン再開に向けて本格的に始動することになる。彼は、シトロエン・レーシングとPHスポール、そしてコドライバーのトシュテイン・エリクセンとの仕事を再開することを楽しみにしていると語った。

「ERCのラリー・リエパーヤに出場することになったことを発表したい。
WRC2復帰戦のラリー・エストニアにむけた絶好の準備の機会になるだろう。クルマに乗れずに長い休みになったので走行距離が必要になるんだ」

「もちろんラリー・リエパーヤはテストだけが目的ではない。僕は出場するすべてのラリーに勝ちたいと思っているし、今回も目標は同じとなる。レベルの高いパフォーマンスが求められているので、それに負けないような走りをしなければならないよ」