APRC2021/03/07

オタゴとワンガレイがAPRC開催をキャンセル

(c)Otago Rally

 FIAは2021年のアジア-パシフィック・ラリー選手権の改訂版のカレンダーを承認した。ニュージーランドで開催予定のラリー・オタゴ(4月16-18日)とインターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイ(5月14-16日)はともにAPRCパシフィック・カップのステイタスをキャンセルしたことから、今季のAPRCアジア・カップは3ラウンド、APRCパシフィック・カップは2ラウンドで争われることになる。

 すでに2月4-6日に予定されたAPRCアジア・カップ開幕戦ラリー・オブ・嬬恋は新型コロナウイルスの影響によってキャンセルとなっており、3月26-28日に予定されたAPRCアジア・カップのサウス・インド・ラリーは4月23-25日に延期、11月20-21日に予定されたAPRCパシフィック・カップおよびAPRCファイナルラウンドのラリー・コフスハーバーは11月27-28日に延期となることが決まっている。

 ラリー・オタゴとインターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイについては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2021年中はオーストラリアと太平洋諸国などを除いた世界の大半の国に対して国境を開放しない可能性が高いというニュージーランド政府の方針を受けて、年初からAPRCラウンドとしての開催は困難との見方がされてきた。

 ラリー・オタゴとインターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイはAPRCパシフィック・カップの開催を断念したものの、国内ラリー選手権はいまのところ開催される予定となっており、ニュージーランドのASN、モータースポーツ・ニュージーランドによれば、オタゴとワンガレイのラリーで獲得したポイントとパフォーマンスに基づいて同ASNがAPRCファイナル・ラウンド出場者を選考することになるという。

■2021年APRCカレンダー
●APRCアジア・カップ
4/23-25 サウス・インド・ラリー(インド)
9/10-12 ラリー北海道(日本)
10/22-24 ラリー・ロンユー・チャイナ(中国)

●APRCパシフィック・カップ
10/15-17 アデレード・ヒルズ・ラリー(オーストラリア)
11/27-28 ラリー・コフスハーバー(オーストラリア)/Final

Final=APRCファイナル・ラウンドを兼ねる