WRC2021/09/19

オリヴァー、ヒュンダイi20 N Rally1を初テスト

(c)Hyundai

 オリヴァー・ソルベルグが金曜日にヒュンダイの新しいハイブリッドのRally1カーのテストを南フランスで行ったことから、ヒュンダイ・モータースポーツの来季ラインナップ確定にむけた重要な動きだとして注目を集めている。

 ヒュンダイ・モータースポーツは水曜日からフランスのヴォージュ地方においてティエリー・ヌーヴィルのドライブによって初めてヒュンダイi20 N Rally1のターマック仕様のテストを行っている。彼が2日間にわたってテストを行ったあと、現地情報ではソルベルグが初めてこのマシンのテストを行ったという。

 ヒュンダイ・モータースポーツは、次戦のラリー・フィンランドを終えた時点で2022年の世界ラリー選手権のドライバーズ・ラインアップを確定するとしており、ヌーヴィルとオイット・タナクに加えて3台目のマシンを誰がドライブするのか、あるいは3台目のマシンをこれまでと同様に複数のドライバーがシェアするのか、それともフルタイムでシートを誰かに託すのか注目が集まっている。

 ソルベルグはこれまでにヒュンダイi20 N Rally1をドライブしたヌーヴィルとタナクに続く3人目のドライバーであることから、彼が来季のラインナップの一角を占めることになるのは確定だとも考えられている。

 ソルベルグは、木曜日、自身のソーシャルメディアにおいてコドライバーのアーロン・ジョンストンとの3年間にわたるパートナーシップを解消したことを突然発表しており、今回のテストはその発表の翌日に行われたものだ。テストでは、ヒュンダイ・ジュニアドライバーのグレゴワール・ムンスターのコドライバーを務めているルイ・ルーカがオリヴァーのためにペースノートを読んでいるが、この関係が今後も実戦で継続するかどうかについては明らかにされていない。