WORLDWIDE2019/02/10

オリヴァー、ラトビア選手権で開幕2連勝

(c)Oliver Solberg

 17歳のオリヴァー・ソルベルグは、ラトビア・ラリー選手権第2戦のラリー・サルマで逆転勝利を飾った。フォルクスワーゲン・ポロGTI R5を駆るソルベルグは、これで開幕から2連勝で、選手権でも大きくリードすることになった。

 その名の通り、凍えるウィンター・コンディションで行われたラリー・サルマは、オープニングSSからスポーツ・レーシング・テクノロジーズのニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアR5)がリードすることになった。ラリー・スウェーデンでのWRC2参戦のための最終準備として臨んだ、彼にとってホームイベントともいえるこのラリーで素晴らしい仕上がりをみせることになった。

 朝のループの3ステージで連続してベストタイムを奪ったグリアジンは、ソルベルグを39.87秒引き離し、さらに午後のループでも4つめのベストタイムを叩き出してリードを広げるかに見えたが、彼はSS5でスノーバンクにヒット、コース復帰に手間取ってしまい2分45秒を失って8位まで後退してしまった。

 ソルベルグは、SS7でこの日初のベストタイムを奪って、エストニアのゲオルグ・グロス(フォード・フィエスタRS WRC)に1分24秒差をつけて開幕2連勝を飾ることになった。

「信じられないよ。滑りやすくて本当に難しいコンディションだった。僕も序盤でスノーバンクにヒットして小さな問題を抱えることになった、ニコライ(・グリアジン)はミスで遅れたのだと思う。それくらい難しかったし、危険なところがいくつもあったなかで、パーフェクトなラリーになったよ」

 グリアジンはこの日行われた8つのステージのうち6つのステージを制し、最終的には3位まで順位を戻してフィニッシュ。ラリー・スウェーデンにむけてしている。

「僕らは雪かきのためにラリーの最初のループはトリッキーになってしまい、2回目は少しよくなったが、スノーバンクをヒットしたためにマシンを止めてラジエーターを覆った雪を取り除くのに時間がかかってしまったよ。オリヴァーを祝福したい。また、将来彼とは勝負するだろうね!」とグリアジンは語っている。