WORLDWIDE2019/06/24

オリヴァー、惜しくもスバルでの2勝目ならず

(c)subaru.com/rally

 オリヴァー・ソルベルグ(スバルWRX STI)は、6月21日-22日に行われたアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)シリーズ第5戦アイダホ・ラリー・インターナショナルに初めて母国ノルウェーのドライビングライセンスで出場したものの、初日にスロットルとフューエル・プレッシャーに問題を抱えて惜しくも9位に終わることになった。それでも、彼は最終日には6ステージのうち4ステージでベストタイムを奪う速さをみせてゴールを迎えている。

 アメリカ国内選手権の最高峰となるARAシリーズ。その第5戦アイダホ・ラリー・インターナショナルにスバル・モータースポーツUSAはデビッド・ヒギンズとソルベルグの2台態勢で参戦した。4月に開催されたシリーズ第3戦オリンパス・ラリーで優勝を飾り、さらに5月のラリー・リエパーヤでヨーロッパ選手権初優勝を飾って勢いに乗るソルベルグは、今回もオリンパスと同じくベテラン・コドライバーであるドゥニ・ジローデで出場、連勝を狙ってスタートを切ることになった。

 しかし、オープニングSSがキャンセルとなり、最初のステージとなったSS2でソルベルグはスロットルの問題からいきなり13分をロス、どうにか走り続けるもSS5でフューエル・プレッシャーを失ってリタイアとなってしまうことに。最終日にリスタートした彼は6ステージのうち4ステージでベストタイムを奪う速さを披露したが、ARAシリーズの2勝目には届かなかった。

 いっぽう、1分47秒をリードして最終ステージをスタートしたヒギンズは、パワーステアリングのトラブルによって23分50秒を失って8位に終わり、ジェフ・シーホーン(スバルWRX STI)が逆転優勝を飾っている。