WORLDWIDE2019/09/18

オリヴァーが米国で2勝目、ヒギンズが10度目王座

(c)subaru.com/rally

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 18歳の誕生日を10日後に控えたオリヴァー・ソルベルグは、9月13-14日に米国ペンシルバニア州で開催されたアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)シリーズ第8戦サスケハノック・トレイル・パフォーマンス・ラリーにスバル・モータースポーツUSAのスバルWRX STIで出場、シーズン2勝目を飾って自ら誕生日を祝った。また、チームメイトのデヴィッド・ヒギンズが2位でフィニッシュ、10度目の米国ラリータイトルを獲得している。

 サスケハノックは昨年までの6月から9月へと開催時期が移動となり、いつもの初夏のコンディションとは異なり、長雨によって水たまりの多いウェットコンディションでのスタートとなった。

 ARAチャンピオンシップリーダーのヒギンズがタイトルを優先するために慎重なペースをキープするなか、オリヴァーはデイ1の10ステージのうち8ステージを制してヒギンズに対して1分あまりのリードを築くことになった。

 最終日は雨と霧によってさらに難しいコンディションとなるなか、オリヴァーはベストタイムで発進、さらにリードを拡大してみせる。オリヴァーはSS14で後輪の駆動を失い2輪駆動となったマシンで33秒を失ったが、サービスで修理を終えた彼は最終ステージでステージ勝利を飾ってヒギンズに55.4秒差をつけてフィニッシュ、4月のオリンパス・ラリーに続く2勝目を完璧な形で締めくくった。

「素晴らしいラリーになったよ。オリンパス以来の勝利だからね!」とオリヴァーは語った。「コンディションが難しいことはわかっていたので、僕の目標は、できるだけプッシュして、できるだけ多くのステージで勝利することだった。難しいラリーだったが、チームは素晴らしい仕事をしてくれたよ」

 ヒギンズは堅実なペースを守り切って2位でフィニッシュ、10回目の米国ラリータイトルを獲得している。

「僕らは今週末は選手権ためのドライブに徹することになった」とヒギンズは語った。

「僕らは今週末にタイトルを獲得するのに十分なポイントを確保するチャンスがあることを知っていたので、オリヴァーもペースが良かったし、セーフティに運転して仕事を終わらせる選択をしたんだ。これで来月の最後のイベントでリラックスして一息つくことができるよ」

 オリヴァーとヒギンズは、10月18-19日にミシガン州ホートンで開催されるARAシーズンの今季最終ラウンドとなるスペリオル・パフォーマンス・ラリーでふたたび真っ向から対決する。