Raid2022/03/22

カザフスタンのW2RCが国際情勢を理由に中止に

(c)W2RC

 2022年の世界ラリーレイド選手権(W2RC)の第3戦として開催される予定だったラリー・カザフスタンが、「現在の国際情勢」を理由に中止になった。

 中央アジアのカザフスタンは、2月24日にウクライナへの軍事侵攻を開始したロシアの南西側に位置している。

 ラリー・カザフスタンの主催者であるカザフスタン共和国自動車スポーツ連盟とW2RCのプロモーターであるASO(アモリー・スポール・オルガニザシオン)は共同声明において、5日間にわたってカザフスタンで開催される予定だった同イベントは2022年のカレンダーから外れることになり、年末に代替ラウンドが実施されることになった。

「現在の国際情勢により、世界ラリーレイド選手権(W2RC)の第3戦であるラリー・カザフスタンの主催者は、4月25日から30日まで開催される予定だった2022年イベントを中止せざるを得なくなった 」と、ASOの公式声明は述べている。

「その結果、W2RCラウンドの次戦は6月7日から12日まで開催されるスペインのアンダルシア・ラリーとなり、その後は10月7日から12日までモロッコで開催されるラリー・デュ・マロックで開催される予定となる」

「この状況を踏まえ、FIA、FIM、チーム、W2RCプロモーターのASOなど、すべての関係者が現在の第5戦のあとに最終ラウンドをシーズン終了後に開催すべく、いくつかの候補地を共同で検討している。ラリー・カザフスタンは、2023年のカレンダーに完全に復活することになる(ワールドモータースポーツカウンシルとFIM理事会の承認が必要)」