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エリック・カミリーは、来季はサンテロック・レーシングのシトロエンC3 Rally2を駆ってWRC2にフル参戦してタイトル争いに挑むことを発表した。
以前にはMスポーツ・フォードのオフィシャルチームのドライバーだったこともあるカミリーは、いくつものR5/Rally2マシンの開発にも立ち会い、豊富な実戦経験をもっている。WRCについては過去4年間で13戦への出場にとどまっていたが、今季、WRC2のラリー・デ・エスパーニャで優勝を飾っており、来年はより充実したプログラムを手にすることになった。
カミリーは来季、ニコラ・シアマンと数シーズンにわたってコンビを組んできたヤニック・ロッシュを新しいコドライバーに迎えて開幕戦モンテカルロからシーズンをスタート、クロアチア、ポルトガル、サルディニア、エストニア、スペインへの参戦を予定しており、ヨーロッパ圏外のイベントについてはシーズンを戦いながら決めることになるという。
「WRC2にフルシーズンで参戦することは、本当に素晴らしいことだ。本当はしっかり計画されたものを探していたんだ。過去2年間は世界ラリー選手権に、昨年はフランス・ターマック選手権に参戦することができたシトロエン・レーシングに忠実でありたいという思いもあったし、その目標をサンテロックとの新しいコラボレーションでルートを開くことができたので、大きなチャンスだよ」
何よりも経験が問われるモンテカルロについて、カミリーは過去5回の出場経験をもち、2020年にはWRC3優勝を飾っている。1年ぶりのターマックラリーとなった2021年モンテカルロはゴール目前でメカニカルトラブルのためロードセクションでマシンを止め、その結果、4分もタイムコントロールに遅着することになったが、どうにかWRC2の3位表彰台を飾っている。
「シーズンは、僕がよく知っていて、すでに優勝したことのあるモンテカルロから始まる。いつものように激しい戦いになるだろうし、厳しい戦いになるだろう」とカミリーは語った。
「この前のスペインで優勝しているのでWRC2のレベルがどれほど高いのかもよく分かっている。僕たちはまだトップレベルにあることを示したいので、勝ちに行くつもりだよ。一番にならなければ、オフィシャルカーの争奪戦には加わることができないからね。戦うつもりで行くよ」
「もちろん、できる限り良い準備をして行かなければならない。モンテカルロの前に2日間のテストを行う予定だが、サンテロックはいつもレースの準備を非常によくしてくれるので、これで少しはリラックスして本番に臨むことができるだろう」
