WRC2018/06/28

カンクネンとグリスト、ラリーGBの殿堂入り

(c)Rally GB

 ユハ・カンクネンとニッキー・グリストは、10月4日から7日にかけて開催されるウェールズ・ラリーGBの「ラリー・レジェンド」に選ばれたことを記念し、かつて25年前に世界ラリー選手権の英国ラウンドに勝利したトヨタ・セリカGT-FOURを再び駆る。

 二人は、激しい雪と氷によって例年以上に厳しいステージとなった1993年の英国イベントで、忘れられない勝利を収めた。その成功を称えて、彼らは今年、ラリーGBの「ラリー・レジェンド」に選ばれた。

 カンクネンとグリストは、ラリーのゲストとして、日曜日にラリーの最終ステージが閉鎖された公道でスタートする前、彼らがかつてイベントを勝利したセリカGT-FOURに乗り、スランディドノの町を通るヒストリック・ラリーカーのパレードをリードする。またファンイベントや、様々な式典に参加する。

「再びニッキーと一緒にウェールズへ戻ることができて嬉しいよ。僕はその4日間を楽しみにしているし、久しぶりの仲間と交流するのも楽しみだ」と4度の世界チャンピオンのカンクネンは語った。

「1993年のラリーは、僕がそれまで英国でドライブしてきた中で最も厳しいコンディションだった。凍結した氷の道を、スウェーデンのようなウィンターラリーで使用するスパイク無しにドライブすることは、非常に非常に困難だった。しかし、素晴らしいイベントとなった」

 ウェールズ出身のグリストもまた、自身の2回のWRC勝利のうち最初の勝利がラリーGBだったため、ホームイベントに特別な思い出を持っている。

「ホームで勝つことは常にとても特別だが、それは僕にとって初めての勝利だったので1993年の勝利は特に嬉しかった。しかもコンディションは完全に不安定だったからね。僕はユハと再びトヨタに乗ることを本当に楽しみにしているよ」