APRC2016/02/27

キャロッセ、自社開発ヴィッツAP4でAPRCへ

(c)CUSCO RACING

 キャロッセは、クスコレーシングおよびサポートチームの2016年参戦計画を発表、新たにAPRCに導入されるグループAP4車両規定に従って製作したキャロッセ・オリジナルマシンのトヨタ・ヴィッツAP4でFIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)のアジアカップに参戦することを明らかにした。

 このグループAP4規定はニュージーランドとオーストラリアのASNが地域とアジア-パシフィック・エリアのモータースポーツ振興のためにつくった新しい車両規定で、低コストでの4WDラリーカーをローカルなラリーチームが製作することを認めた、いわゆるアルゼンチンのマキシカー規定に近いものだ。キャロッセは、トヨタ・ヴィッツをベースに AP4 規定に従って製作される1600ccターボエンジンとキャロッセ製4WD キットユニットを搭載したオリジナルマシンを開発、炭山裕矢/保井隆宏がアジアカップに参戦する。

 またキャロッセは、APRCについては、カスタマードライバー企画の一環として、スバルWRX STI (GRB)で参戦するニュージーランドのマイケル・ヤングとインドのサンジェイ・タクルへのサポートを昨年に引き続いて行う。

 全日本ラリー選手権については、サンクレーシングから柳澤宏至/中原祥雅がプジョー208 R2でJN5クラスに参戦する。また、同じく JN5 クラスには、クスコレーシングのプジョー208 GTi で牟田周平/加勢直毅、吉澤哲也/井手上達也がイベント毎に交替で参戦するほか、炭山もシトロエンDS3 R3で数戦への参戦を予定、スバルWRX STI(VAB)による竹内源樹/保井隆宏の参戦も調整中となっている。

 サテライトチームのCUSCO ジュニアラリーチームのスズキ・アルトワークスで番場彬がJN1 クラスに参戦、明治慎太郎/北田 稔がトヨタ86でJN2クラスに参戦する。