JAPAN2018/09/11

クスコ、水と食料品を群馬から帯広へ持ちこむ

(c)CUSCO WORLD RALLY TEAM

 クスコ・ワールドラリーチーム代表の長瀬 努は、北海道胆振東部地震により亡くなられた方に哀悼の意を表すとともに、今週末のラリー北海道においてチームは水と食料品を群馬から持ち込むことを明らかにした。

 ラリー北海道主催者はすでに先週末、アジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)ラウンドと全日本ラリー選手権ラウンドの開催に向けて準備を行うことを発表しており、クスコ・ワールドラリーチームはこの決定を受けて参戦に向けて現地へと入っている。

 地震に伴いさまざまな物流の乱れがあることから、クスコ・ワールドラリーチームでは、ラリー競技中に自チームで使用する水、食料品等はチームの拠点である群馬県から持ち込んだものでまかなうことを発表している。

「北海道胆振東部地震により亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。併せて全国各地の度重なる自然災害で被災された皆様の安全と、一日も早い被災地の復旧を心よりお祈り申し上げます」

「今週末9月14〜16日に北海道帯広市で開催されますラリー北海道ですが、CUSCO WORLD RALLY TEAMは参戦する方向で本日現地入りします。ラリー主催者様におかれましては、現時点でアジア-パシフィック・ラリー選手権第4戦、全日本ラリー選手権第8戦ともに予定通り開催に向け準備を進めておられるとのことです。弊チームとしても金曜日のスタートに向け本日より帯広市北愛国サービスパークにて準備に入ります」

「ラリー開催地の十勝地方は大きな被害はないようですが、弊チームはクルー、スタッフ人数が多いため、ラリー競技中に自チームで使用する水、食料品等はチームの拠点である群馬県から持ち込んだもので極力まかなうよう努力し、現地の方々のご迷惑にならないよう務めます」

「現在、一部チーム機材は苫小牧港でコンテナごと保管されており、現地搬入には物流回復を待つ状態ですが、ラリー出場にあたっては現地への配慮、安全への配慮を最優先に最善を尽くしたいと思います」

 また、主催者は、北愛国サービスパークでは週明けとともに各チームがサービスの設営を開始したと報告している。

「地震に伴う物流の乱れにより、若干到着が遅れているコンテナもありますが、サービスパーク並びにHQではラリーの準備が進められています。生憎の空模様ではありますが、北愛国サービスパークではCusco、TRD、ハセプロなどのチームが設営を着々と進めています。 HQでも選手の皆さんの参加確認へのご来場に備え、ゼッケンなど一式の準備を行っています」