キャロッセは、CUSCO WORLD RALLY TEAM の次期ラリーマシンであるトヨタC-HRを公開した。
キャロッセはトヨタC-HR をFIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)や日本スーパーラリーシリーズ(JSR)などへの参戦をターゲットに製作したと説明しており、これまでAPRCとJSRで戦ってきたクスコ・ヤリス4WDから得たノウハウを活かして設計段階から各部に改良を加えているとしている。
トヨタC-HRはAPRC・AP4規定の寸法内に収まっており、エンジンはヤリス4WD同様にTRD-8AR(2リッターターボエンジン)を搭載、トランスミッションはDrenth製5速シーケンシャルを装備しており、サスペンション関係はC-HR用に全て新設計し、デファレンシャルなども専用設計・自社製作のパーツで構成されている。
クスコレーシングのトヨタC-HRはすでに7月上旬にはシェイクダウン走行を完了しており、キャロッセでは今後さらにテストを繰り返しマシンの熟成を進めていくとしている。
また、キャロッセではこの車両はラリー専用のコンプリートカーとしてリリースする予定(価格未定)だとしており、現在、1号車がニュージーランドでのナンバー取得を予定しているという。
【主なマシンスペック】
ベース車両:トヨタ C-HR
エンジン:TRD-8AR(2リッターターボ)
トランスミッション:Drenth製5速シーケンシャル
サスペンション:CUSCO製(C-HR専用設計)
リヤデファレンシャル:CUSCO製(C-HR専用設計)