WRC2022/03/29

クロアチアに11台のRally1を含む66台がエントリー

(c)Toyota

 4月21〜24日に行われるクロアチア・ラリーには、11台の新世代Rally1カー、30台のRally2カー、11台のRally3カーを含む66台がエントリーした。

 トヨタGAZOOレーシングWRTは3台のGRヤリスRally1をエントリー、選手権リーダーのカッレ・ロヴァンペラ、エルフィン・エヴァンスの二人に加えて今季から2戦目の登場となるエサペッカ・ラッピをマニュファクチャラーノミネートしている。また、勝田貴元が、WRCチームとしてマニュファクチャラー登録しているトヨタGAZOOレーシングWRT NG(ネクストジェネレーション)から4台目のトヨタGRヤリスRally1で出場する。

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは4台のフォード・プーマRally1をエントリー。クレイグ・ブリーン、アドリアン・フールモー、ガス・グリーンスミスの3台をマニュファクチャラーノミネート、今回からチームに加わったピエール-ルイ・ルーベが4台目のプーマRally1を駆って、昨年のアクロポリス・ラリー以来4カ月半ぶりにWRCトップカテゴリーに復帰する。

 ヒョンデ・モータースポーツは3台のヒョンデi20 N Rally1をノミネート、オイット・タナク、ティエリー・ヌーヴィル、そしてオリヴァー・ソルベルグという開幕戦から3戦連続して同じラインナップとなる。

 また、WRC2選手権には選手権リーダーのアンドレアス・ミケルセンが欠場したものの、29台がエントリーしている。

 ベルギー選手権で3連勝中のステファン・ルフェーブル、WRC3王者のヨアン・ロッセル、そして経験豊富なエリック・カミリーという3人のフランス人ドライバーが駆るシトロエンC3 Rally2の対決は注目だろう。

 また、Mスポーツ・フォードWRTのヤリ・フットゥネン(フィード・フィエスタRally2)、トークスポーツWRTのニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRally2エボ)、Yacco ACCRチームのエリック・ツアイス(フィード・フィエスタRally2)、昨年のWRC3で選手権2位となったLOTOSラリーチームのカイエタン・カイエタノヴィッチ(シュコダ・ファビアRally2エボ)、フィンランドチャンピオンのエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビアRally2エボ)という強力なメンバーが出場するほか、日本からも福永修(シュコダ・ファビアRally2エボ)が2014年のラリーGB以来のWRC出場を果たす。

 クロアチアは、ジュニアWRC選手権の第2戦となり、選手権リーダーのジョン・アームストロングを筆頭に7台がエントリーしており、昨年のERC3とERC3ジュニアのチャンピオンとなりながらもラリー・デュ・ヴァールのアクシデントで重傷を負っていたジャン-バティスト・フランチェスキが復帰を果たす。