WRC2014/08/12

グロンホルム、VWの正式テストドライバーに

(c)VW

 フォルクスワーゲン・モータースポーツは、2000年と2002年のFIA世界ラリー選手権を制した元世界ラリーチャンピオン、マーカス・グロンホルムを正式なテストドライバーとして迎えたことを明らかにした。

 WRC150戦に出場、そのうち30戦で優勝という豊富な経験を誇るグロンホルムは、今後、厳選されたポロR WRCのテストセッションにおいてにWRCチームに力を貸すほか、フォルクスワーゲンのワールドラリーカーの開発を支援する。

「WRCプロジェクトのテストドライバーとしてマーカス・グロンホルムを迎えることができて、非常に嬉しい」とフォルクスワーゲン・モータースポーツ代表ヨースト・カピトは語った。

「マーカスは、現役のラリードライバーの中で、最も成功した才能溢れるラリードライバーの一人であり、VWのポロR WRCの発展をさらに押し進めてくれるだろう。彼は技術面への深い理解と高い分析能力を持っており、VWのエンジニアに貴重な意見を提供することができる」

 グロンホルムは、すでに8月上旬にフランス南部のフォジョンクーズで行われたグラベルテストにおいて初めてポロR WRCのステアリングを握っている。

「ヴォルフスブルクの世界選手権優勝チームのためにマシンに乗ることは、僕にとって願ってもない機会だよ」とマーカス・グロンホルムは語った。

「現時点で世界最高のラリーカーであるポロR WRCをテストして、一層発展させるために取り組む機会を得られたので、今後についても本当に楽しみにしている」