RallyCross2017/11/12

ケン・ブロック、南アフリカWRXで初日トップ

(c)fiaworldrallycross.com

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 南アフリカ・ケープタウンのキラーニー・インターナショナル・レースウェイで開催されている2017年世界ラリークロス選手権の最終戦は、フーニガン・レーシング・ディヴィジョンのケン・ブロック(フォード・フォーカスRS RX)が初日をリードする展開となっている

 フーニガン・レーシング・ディヴィジョンはフォード・パフォーマンスの支援中止により、今季をもって選手権から撤退することになっており、この南アフリカWRXがチームにとっても最終ラウンドとなる。

 ブロックは11日の予選初日、Q1では5番手タイムとなったあと、多くのドライバーたちがパンクに見舞われる波乱となったQ2では2番手タイムを奪い、インターミディエイトポイント・トップとなっている。また、Q2を制したラトビアのヤニス・ボウマニス(フォード・フィエスタ)が初日2位となっている。

「このサーキットはフォーカスに本当に適していることはすぐにわかったよ。グラベルが多くてもグリップがあるので、コーナーの出口で素晴らしい加速が可能だった。素晴らしい仕上がりだよ」とブロックは語っている。

 Q1で上位占めることになったドライバーたちはQ2のレース5で相対することになったが、そろって不運に見舞われることになった。Q1で3番手タイムのペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI)はQ2では1周目にパンクしたために15番手、Q1トップのティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)も2周目にパンク、さらにソルベルグのチームメイトであるヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI)も3周目にパンク、レースをリードしていたアンドレアス・バックルド(フォード・フォーカスRS RX)も最終ラップでパンクに見舞われることになった。これで初日はクリストファーソンが3位、ハンセンが4位、バックルドは5位、選手権2位の座が掛かるソルベルグも9位に終わることになった。

 ソルベルグとわずか1ポイント差でドライバーズ選手権の2位を争う昨年の王者、マティアス・エクストローム(アウディS1)は、アウディの支援を失ったために来季の計画が定まってない状況を表すかのように初日はソルベルグに続いて10位と低迷している。

 また、セバスチャン・ローブ(プジョー208 WRX)もQ2のオープニングラップでパンク、初日14位にとどまることになった。