WRC2020/01/11

サファリまで26週間、ルートは今週中にも最終決定

(c) Safari Rally

 2020年に世界ラリー選手権のカレンダーに復活するサファリ・ラリーのルートは今週中にも最終決定する見込みだ。

 サファリ・ラリーの主催者とWRCプロモーターが派遣した世界ラリー選手権のエキスパートたちは7月16-19日に開催される同イベントのルートの最終調整に入っており、このアイテナリー案が、1月30日の最終期限までに検討され、最終的な承認を得るために国際自動車連盟(FIA)に提出されることになる。

 2019年に開催されたサファリ・キャンディデート・イベントの成功に貢献したウェールズ・ラリーGBのクラーク・オブ・コースのイアン・キャンベルと、ラリー・デ・ポルトガルからジョアン・パッソスが土曜日にケニアに到着、コースのチェックが今週から始まっている。

 昨年のキャンディデートイベントでは、サンディな路面コンディションで多くのドライバーがスタックする問題が生じたステージもあったが、サファリ・ラリーのクラーク・オブ・コースを務めるグルビ・バーブラを含めたケニアチームはすでにイベントの新しいルートをとりまとめており、これらナルヴァシャやナクル周辺のエリアのルートの最終確認が行われることになっている。

 サファリ・ラリーの運営チームによれば、ルートの安全性を重視したほかダイナミックなステージを活かす取り組みが行われたという。世界中に7千万人を越える視聴者が見込まれるテレビ視覚的に魅力溢れるイベントであるサファリの中心的なテーマでもあるWRCプロモーターによるグローバルなテレビ放送フォーマットに対応すべく、昨年のルートにいくつかの変更を提案しているという。

 最終的なルートは今週の金曜日までに承認されたあと、FIAに提出されることになる。

 サファリ・ラリーは、かつての伝統に従いKICC(ケニヤッタ国際会議場)で7月16日にスタートする予定となっている。