WRC2017/02/24

サルディニア、オルビアのルートが復活

(c)Hyundai

 今シーズンのWRC第7戦として6月8〜11日に開催されるラリー・イタリア・サルディニアは、島の北東とオルビアの港を通るルートが復活する。

 イタリアのWRCラウンドは2004年に地中海のサルディニア島に移り、今年はイタリア本土に戻ることが計画されたが、最終的にはふたたびサルディニアで開催されることになった。

 ラリー・イタリア・サルディニアは、2004年以来、島東部のオルビアにラリーのベースを置いていたが、2014年に西海岸のアルゲーロに移った。さらに昨年のラリーは、すべてアルゲーロを拠点に運営され、すべてのアクションが島の北部に集中して開催されたが、14回目となる今年のサルディニアは、ラフで岩石の多いテラノワとモンテ・オリアの2つのクラシックステージを復活させるため、ラリーはオルビアでのナイトホルトをアイテナリーに盛り込むことになった。

 2016年同様、ラリーのベースとサービスパークはアルゲーロの歴史的な港に置かれ、マシンは木曜日の夜にそこでスタートし、過去にモトクロスのステージとして使われていたイッティリの2kmのステージを走行する。その後、マシンは次の日の準備のためにオルビアのブリン桟橋のパルクフェルメで一晩を過ごす。

 金曜日のアイテナリーは、合計ステージ距離131.82km、4つのステージを2回ループするルートとなっている。復活したテラノバ(21km)とモンテ・オリア(15km)のステージの後、ドライバーは慣れ親しんだトゥーラ(15km)とテルグ〜オージロ(14.91km)のステージを走り、アルゲーロのサービスに戻る。午後も同じステージを繰り返し、その後アルゲーロへ向かう。

 土曜日は、モンテ・アクト地区を走るルートで、このラリーの最長かつ最も厳しい一日となる。午前中にコイルーナ〜ローレ(14.60km)、モンチ・ディ・アラ(28.90km)、モンテ・レルノ(29.10km)を走り、アルゲーロで30分のサービスの後、午後はその3つのステージの2回目の走行を行い、ステージ距離は合計145.20kmとなっている。

 最終日の日曜日は、アルゲーロの北の海岸で、美しい景色の中、合計42.04kmを走る。カーラ・フルミーニ(14.06km)とサッサリ〜アルジェンティエラ(6.96km)の2つのステージを、サービスなしに2回走行する昨年と同じルートの一日となり、サッサリ〜アルジェンティエラの2回目の走行がライブTVのパワーステージとなる。

 アイテナリーのドラフトは、全19ステージ、総ステージ距離321.06kmとなっている。