WRC2020/08/27

サルディニアの日程が10月8日-11日に変更

(c)Hyundai

 ラリー・ドイッチュラントがキャンセルされたことを受け、ラリー・イタリア・サルディニアを主催するイタリア自動車クラブ(ACI)は同イベントのスケジュールを二週間早めて10月8日-11日に開催することを発表した。

 17回目の開催を迎えるラリー・イタリア・サルディニアは、当初は6月に開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で10月29日-11月1日に延期されていた。しかし、新たにF1カレンダーに追加されたF1エミリア・ロマーニャGP(イモラ・サーキット)が10月末の同じ週末で開催されることが決まったことから、ACIはイベントの衝突を避けるべく新しい日程での開催についてFIAとWRCプロモーターと調整を行ってきた。

 ラリー・ドイッチュランドのキャンセルになったことでようやく10月8日-11日という新しい開催日程が決まり、サルディニアは良い天候とより長い日照時間での開催が期待されることになる。

 ACI会長のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニは、他のチャンピオンシップカレンダーに合わせて日程を調整するのは難しい作業だと語った。

「ACIでは、2020年ラリー・イタリア・サルディニアの新しい日程を再び確定させるための作業に努めてきたが、すべての関係者のニーズを満たし、サルディニアの地域に適した日程を見つけるのは容易ではなかった」とダミアーニ会長は語った。

「この非常に困難な年に、ACIは、モンツァ、ムジェロ、イモラでのF1 GPで開催することですでに示されているように、ACIとして競技を確かに開催することで、国内および国際的なモータースポーツを守りたいと考えてきた。これを実現するために全面的に支援をしてくれたサルディニア地方に感謝したい」