ラリー・イタリア・サルディニアのレグ1で、TOYOTA GAZOO Racingチャレンジプログラムにて欧州で修行中の勝田貴元が好走をみせてWRC2の3位につけている。
トミ・マキネン・レーシングのフォード・フィエスタR5で参戦する勝田は、木曜日のスーパーSSを6位でスタートしたものの、ライバルたちがさまざまなトラブルに苦戦するなか着実な走りをみせて3位まで浮上して金曜日をゴールすることになった。
「今日はタフな一日となり、ステージはとても荒れていましたが、パンクもせず、トラブルもなく、とてもいい走りができました。あと2日間も慎重に行く必要があるが、そうしたらたぶんいい結果になるだろうね!」と勝田は語っている。
勝田とともに欧州に挑戦する新井大輝にとっては不運なスタートとなってしまった。彼は木曜日のスーパーSSで電子制御に問題が発生、ワイパーが動かなくなっただけでなくエンジンもパワーが上がらなかったためにリタイアとなった。
新井は10分のペナルティを科せられてラリー2で金曜日をリスタート、3番手タイムを出すなどペースを上げて金曜日は5位につけることになった。
WRC2の金曜日はシュコダ・モータースポーツのヤン・コペツキ(シュコダ・ファビアR5)がレグ1の9ステージのうち5つのステージでトップタイムをマーク、ノルウェーのオーレ・クリスチャン・ヴェイビー(シュコダ・ファビアR5)に対して52.7秒をリードしている。
また、3位につけていたピエール-ルイ・ルベー(フォード・フィエスタR5)はSS8でクラッシュ、ヨハン・ロッセル(シトロエンDS3 R5)は午後のループで2回のパンクに見舞われて4位となっている。
ACIチーム・イタリアのファビオ・アンドルフィ(ヒュンダイi20 R5)は2度の2番手タイムを出して3位につけていたものの、SS6でクラッシュのためにリタイアとなっている。