WRC2017/03/08

シトロエン、C3の問題解決に手応え

(c)Citroen

 シトロエン・レーシングのイヴ・マトンは、ラリー・メキシコにむけて行われた先週のテストでこれまでの2戦でチームの躍進を阻んでいたC3 WRCの問題を解決するための糸口が見えたと語った。

 シトロエンは開幕2戦を終えて、マニュファクチャラー選手権で最下位に甘んじている。マトンはメキシコが困難なイベントになることを認めながらも、チーム復活のターンニングポイントとすることに期待している。

「チームは決然と作業に取り組み続けてるところだ。先週行ったテストセッションの間、我々はセッティングのある一定の原理について問い、それによって我々がどの分野で改善が可能なのかを特定することができた」とマトンは語った。

「我々はスウェーデンでの経験から、多くの問題を修正することで学んできた。先週のテストの最後にはドライバーたちはクルマの出来に満足していたようだ。我々としてはもちろん、それを実戦での結果に結びつけていかなければならない」

「メキシコでは高いパフォーマンスのレベルを目指している。オープニングレグのスタート順を踏まえ、クリス(・ミーク)は今シーズンに弾みをつけられることを期待しながら、トップグループに食い込んでいくことを目指す。一方ステファンはマニュファクチュアラー選手権のためにポイントを獲得できる位置を得るようにしたい。とても特別な雰囲気をもったこのイベントにまた参戦できることに我々もとてもワクワクしているよ」

「メキシコシティのスーパーステージはWRCにとっては非常に大きなプロモーションの機会になるだろう。人口2400万人の大都市の中心部でラリーのステージを設けたというのは、選手権にとっても、マニュファクチュアラーにとっても非常に素晴らしいことだ」

「高地のため、エンジンパワーは海抜0mでの旧スペックのWRカーと同程度になると見ている。このパフォーマンスの低下によってタイヤの摩耗は軽減されるが、酸素不足が冷却システムや、特にブレーキに影響を及ぼすことになる・・・とてもリラックスできるような週末にはなりそうもないね!」