WRC2020/01/19

シトロエン新CEOにヴィンセント・コビーが就任

(c)PSA

 PSAグループは元ルノー-日産アライアンス役員をつとめたヴィンセント・コビーをシトロエンの新CEOとして任命している。

 PSAによれば、2014年からシトロエンを指揮してきたリンダ・ジャクソンは、CEOカルロス・タヴァレスに直属し、PSAのブランドについての『差別化を明確にし、かつサポートする』ための研究を進めていくためにグループ内の戦略的なポストを担うと説明されている。

 ジャクソンはCEO就任の際、2020年までにシトロエンの160万台という野心的な販売目標を設定していたが、2018年に約150万台を販売し、2019年の販売はそのペースをわずかに上回っていたが、ヨーロッパに次ぐ第2の市場でもある中国における販売数の急落が解任につながったと囁かれている。

 PSAは先月フィアット・クライスラー・オートモビルとの合併統合するという覚書に署名しており、合併したPSA-FCAは十数以上のブランドを保有することになる。

 フランス出身のコビーは、2018年11月にカルロス・ゴーンが逮捕された後、日産と三菱の重役レベルの間での幅広いシャッフルの一環として2019年に三菱を退社している。彼は三菱自動車 においてブランド戦略を担当するエグゼクティブディレクターに就任していたが、10月に、国際的な売上げ増をミッションとともに副CEOとしてシトロエンに加わっている。彼はルノー-日産アライアンスのために17年間、主に日産で仕事の従事してきた。