APRC2017/12/16

シュコダ、ロヴァンペラのAPRC参戦を検討

(c)Skoda

 カッレ・ロヴァンペラは、シュコダ・ワークスとともに来季、ラリー・メキシコをはじめとしたFIA WRC2選手権に少なくとも6戦の参戦すると見られるが、それとともにアジア-パシフィック・ラリー選手権数戦への参戦が検討されているようだ。

 ロヴァンペラのマネージメントを担当するティモ・ヨウキは、フィンランドメディア、ウルヘイル・ウーティセクの取材に対して、シュコダ・ワークスからのWRC2への参戦がメキシコ、アルゼンチン、フィンランド、GB、スペインが確定、おそらくツール・ド・コルスを加えたすくなくとも6戦になると答えている。

 また、17歳の彼がフランスでの運転することが認められた場合には開幕戦ラリー・モンテカルロにTGSワールドワイドのシュコダ・ファビアR5で参戦するという。

「シュコダとのプログラムはまだ完全に決まったわけではないが、少なくとも6戦のWRC2への参戦となる。はっきりと出場が決まるのは2〜3か月前になると思う」とヨウキは語った。

「モンテカルロの出場が認められるなら経験のために走ることになる。シュコダはファクトリーでの参戦ではないが、トニ・ガルデマイスターのチームのクルマになる」

 これまでシュコダの若手ドライバーは多くがアジア-パシフィック・ラリー選手権での経験を積んできたように、ロヴァンペラにもその可能性があることをヨウキは認めている。

「シュコダはそうさせたいようだ。もちろんカッレも経験を蓄積することを望んでいる。彼とユーソ(・ノルドグレン)がイベントで交代するだろうが、カッレが走ることができるのは少なくとも3戦、それにプラスして18歳を迎えた以降のインドを加えた4戦になるかもしれない。しかし、それはシュコダが方針を決定するまで待たなければならない」

「トレーニングという意味ではそのほかにもフランスかイタリアのいくつかのイベントに出場させたいが、まだ話し合いをしている段階だ。英選手権についてはMスポーツとの話し合いの段階では彼らはとても興味を示していてオプションの一つだったが、ほとんどのカレンダーが世界ラリー選手権と重なっている以上、出場することはないだろう」