ERC2020/07/25

ジュニア王者のマレシュがフリー走行でクラッシュ

(c)ERC

 ACCRチェコ・ナショナルチームのフィリップ・マレシュは、金曜日の朝に行われたラリー・ディ・ローマ・カピターレのフリー走行でコースオフ、シュコダ・ファビアRally2エボを大破させてしまった。

 ヨーロッパ選手権開幕戦ラリー・ディ・ローマ・カピターレのフリー走行は、朝7時から4.02kmのフモーネのステージで始まったが、スムースだったアスファルトの路面はマシンによるインカットによって瞬く間に土と砂がのった滑りやすいコンディションとなり、多くのドライバーがスピンやパンクに苦しむことになった。

 2019年のERC1ジュニアチャンピオンであるマレシュは、フリー走行の1回目では8番手タイムとなったが、2回目の走行でマシンをスライドさせてしまい崖下へと転落することになった。

 マレシュと新しいコドライバーであるラドヴァン・ブハに幸いにもケガはなく、二人はこのクラッシュによって予選ステージを走ることができなかったが、今夜のうちに修理ができれば明日の朝のスタートに間に合うことができる。

「何が起きたのか正確には言うことはできない。スタート後の高速でバンピーなセクションでリヤのグリップを失ってしまったんだ」とマレシュはクラッシュした時の様子をふり返った。

「大きくスライドしてしまい、アウト側の崖に落ちてしまった。スタートまでにマシンを修復できるかどうかは、マシンがまだブッシュの中にあるので様子を見なければならない。でも、なんとか戻れるようにしたい」

 マレシュはブハとともに今夕にローマで行われるセレモニアルスタートを徒歩で行う予定だ。