ラリー・スウェーデン主催者は、本来開催されるはずだった先週末、今年のイベントキャンセルを惜しむかのように美しい雪景色となったステージのコンディションを連日ソーシャルメディアでレポートした。
昨年のラリー・スウェーデンは、暖冬による深刻な雪不足のためにキャンセルの危機があったが、凍結したグラベル路面という悲惨なコンディションのなかで予定より大幅に短縮されてどうにか開催されている。
2021年のイベントは新型コロナウイルスの影響にともない昨年末にキャンセルが決まり、その代わりに2月末にアークティック・ラリー・フィンランドが今年WRCとして初めて開催されるが、皮肉なことに今年予定されていたスウェーデンのすべてのステージはここ数年なかったほどの美しい雪のステージとスノーバンクが生まれ、イベントの中止を惜しむかのように主催者はステージのウェザーレポートをファンにむけて紹介している。
「今日はラリー・スウェーデン2021が開幕する日だったはずだ。シェイクダウンとカールスタッドでのグランドオープニング。残念だが、私たちはソーシャルメディアで皆さんと一緒にラリー愛を楽しんでもらいたいと思っている」とスウェーデン主催者は金曜日の朝にSNSで伝えた後、オフィシャルカーがほとんどのステージをドライブし、最終日までソーシャルメディアにいくつかの写真やビデオを投稿している。
また、スウェーデンのラジオ局は、土曜日、ヴォルゴーセン・ステージの有名なコリンズクレストジャンプでオリヴァー・ソルベルグと彼の母親のパニラをゲストに招いて「ラリー・スペシャル・ショー」と題した生放送を行っている。