ラリー・スウェーデン主催者は、火曜日に行われたFIAによるスペシャルステージの視察をうけて、ルートを180kmに短縮して開催することを発表した。
スウェーデンが開催されるヴェルムランド地方や国境を超えてノルウェーに至るルートは季節外れの温暖な気候によって雪やアイスが少ないコンディションとなっており、開催が危ぶまれてきた。
しかし、4日にFIAスポーツデレゲートのティモ・ラウティアイネンがスペシャルステージを査察、コースのコンディションをチェック、この報告にもとづき、ラリー・スウェーデンの主催者、FIA、WRCプロモーター、そしてマニュファクチャラーチーム陣が火曜日に話し合いをもち、短縮したルートについて合意がなされたという。
ラリーは当初の予定どおりに4日間にわたって競技が行われ、今後、主催者が修正したアイテナリーを発表する。スペシャルステージは当初は300.84kmが予定されていたが、これがおよそ180kmに短縮されることになるが、選手権ポイントについてはフルポイントが付与される。
ラリーは木曜日の夜、伝統となったスタートセレモニーが行われて開幕、馬車によるトロッティングレースが行われるフェリェスタッド競馬場が舞台として行われるカールスタッド・スーパーSSで開幕する。
金曜日は国境を越えてノルウェーのホフ-フィンスコグ、フィンスコーゲン、スウェーデンに戻ってニッケルヴァットネットの1回の走行が行われ、トースビー・スプリントで締めくくられる。
土曜日に予定されたハグフォース、ヴァルゴーセンのステージはキャンセルとなり、金曜日と同じルートを走行する。
日曜日のトースビー・ステージはキャンセルとなり、リケナスの2回の走行のみが予定され、2回目がパワーステージとなる。
「ラリー・スウェーデンの開催できることは素晴らしいことだ」と、ラリー・スウェーデンCEOのグレン・オルソンは語った。
「この数日、多くの関係者が必死で作業を行ったことで開催に至ることができた。ファン、テレビ視聴者、競技者が、WRCの最も壮観で高速なイベントを楽しめることをうれしく思う」
「予定どおり森のステージでファンのみなさんをお迎えする。現地に来ることのできないファンの方は、テレビ中継や、WRC+ All Liveによる全ステージのライブストリーミングで楽しんでほしい」