WRC2022/04/24

スチュワード、ヒョンデの異議申立を認めず

(c)Hyundai

 ティエリー・ヌーヴィルへの1分のペナルティが科された決定について、ヒョンデ・モータースポーツはスチュワードに異議申立の意思があることを表明していたが、スチュワードはこの決定は「直ちに拘束力を持つ」と発表した。

 スチュワード裁定に疑義がある場合については、競技者には異議申立の意思があることを表明したあと、96時間以内に正式な手続きによって異議申立を行う権利が与えられている。しかし、スチュワードはヌーヴィルへのペナルティに関する決定は異議申立ての対象とはならないと説明、ペナルティへの異議申立を認めないことを明らかにした。

 スチュワードは次のように説明している。「2022年FIA国際競技規則第12.3.3条は、スチュワードが課したペナルティが一時停止される場合と即時拘束力を持つ場合について規定している。違反が立証されている場合についてはこのペナルティへの即時拘束力が発生すると定めた競技規則12.3.3.b(2022年FIA国際競技規則第4条参照)に基づき、本件へのスチュワード裁定書については直ちに拘束力を持つことになり、競技規則12.3.3.cに基づき異議申立ての対象とはならない」

 ヌーヴィルはトップから1分18.3秒遅れの4位で最終日をスタートする。