APRC2016/08/06

ストールがAPRCチャイナの初日をリード

(c)APRC

 2016年アジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)の第3戦ラリー・チャイナ・チャンイェーは5日金曜日にスタート、デュポン・ラリーチームから出場しているマンフレッド・ストール(シトロエンDS3 R5)がリードする展開となっている。

 APRCのチャイナ・ラウンドはこれまで浙江省の龍游(ロンユー)で開催されてきたが、今季は内モンゴル地区の近くに位置する甘粛省の張掖(チャンイェー)に移動して開催となる。

 金曜日のDAY1パート1は、わずか2ステージのみだが、オープニングステージは21.55kmとタフな距離を誇る。ここでトップタイムを奪ったのは、昨年、中国ラリー選手権(CRC)として開催されたラリー・チャンイェーで優勝しているストール。彼は、APRCポイントリーダーのチームMRFシュコダのガイラブ・ギル(シュコダ・ファビアR5)に対して7.8秒差、チームメイトのファビアン・クライム(シュコダ・ファビアR5)には25秒の差をつけるや、次の2.2kmのスーパーSSでもダイナミックなジャンプをみせて首位をキープしている。

「リヤバンパーを壊してしまったが、走行には問題はなかったよ」とストール。「今日は5番手でのポジションでスタートしたけれど、路面はかなりルースグラベルが積もっていたので僕らには有利だった。しかし、このあと路面はさらにクリーンになるので、中国選手権のドライバーのほうが速いだろう。明日は長く、高速なステージとなるので、セッティングを変えて臨むことにするつもりだ」

 初日を10.2秒差の2位につけたのはギル、SS2でトップタイムを奪ったクライムが24.8秒差の3位につける展開となっている。4位は中国のワン・ファ(シトロエンDS3 R5)、5位はチョン・チーホン(シトロエンDS3 R3T)、6位にはマイケル・ヤングのドライブにより国際デビューを果たしたBYDハイブリッド、7位には高山仁(スバル・インプレッサWRX STI)が続いている。

 併催されるCRCラリー・チャンイェーでは、クリス・アトキンソン(VWゴルフSCRC)がリード、マーク・ヒギンズ(スバルXV)が6.6秒差で続いている。