Mスポーツ・フォード・ラリーチームのテーム・スニネンは、今季初のWRカーでの参戦となったラリー・スウェーデンではクリーンに走って経験を積むという目標は達成できたと感じているが、もっと上を目指すためにはさらなる経験と速さが必要であることを思い知らされた。
スニネンは10番手という絶好なポジションでラリーをスタート、初日を6位で終えたが、彼にとってより難しいコンディションとなった二日目にはじわじわと順位を落とし、最終的には8位でラリーを終えることになった。
スニネンにとってはステージをゴールするたびに首を横に振っていた週末となったが、この経験が来年の結果につながることを願っている。
「正直言うともっと良い結果を期待していたんだ。でも、思っていた以上にスウェーデンは速かった。最初のステージを走って僕らもいい走りができたと思ったが、それを上回るライバルたちのタイムにまず驚いた」とスニネンは語った。
「土曜日にはドライビングのスタイルを変えたりしたけど、あまりうまく行かなかった。路面コンディションも悪かったからね。それでも僕より良くない路面で走りながらも上位勢はいいペースをみせていた。こうしたコンディションで速く走れることをもっと学ばなくてはならないし、僕には修業が必要だよ」
「もちろん僕らの目標はクリーンに走ってスウェーデンの経験を積むことだった。WRカーは僕が知っているR5マシンとはかなり違うので、ラリー前に目指していた結果は、5位から8位のあたりだった。難しいラリーになってしまったが、とても成長できたし、この路面でこうしたマシンをどのように扱うのか学ぶことも多かった。もちろん、もっと上の順位を目指したかったが、8位という結果はまあまあだろう」