昨年12月からエストニアに住んでいるテーム・スニネンは、今シーズンは母国のラリー・フィンランドがキャンセルされてしまったことにがっかりしているが、第2のホームで開催されるラリー・エストニアでシーズンが再開されることをうれしく思っている。
スニネンは昨年、ラリー・エストニアにおいてMスポーツの新しいフォード・フィエスタR5 MK2をデビューさせたが、ほとんどテストをしないまま臨んだためか試練ともいえる12位に終わっている。
とはいえ、スニネンはエストニアの高速ステージはお気に入りだと強調しており、長いインターバルのあとでできるだけ早くペースをつかむことが重要になると考えている。
「エストニアは今はほとんどホームラリーのようになっている。去年もエントリーしていたし、2015年もエントリーしていているよ。ここでは走っている経験に勝るものはないからね」とスニネンは語った。
「僕は昔からこのような特徴のある道でドライブするのが好きだった。しかし、あのように高速なイベントでは、スタートで出遅れたらリカバリーはかなり残酷なものになる。長い休憩を挟んだ後だけに特にね」
ほかのドライバーと同様にスニネンもシーズンの再開のニュースを待ち望んできた。
「もちろんシーズン再開のニュースを待ち焦がれてきたよ。このあいだ、あまりに心配になったので、いつになったら運転できるのか確認するためにボスにメッセージを送ったよ。幸いなことに、すぐにFIAからカレンダーが発表され、エストニアでのラリーのための作業に近づいていることがわかってよかったよ」
スニネンはメキシコが終わったあと、まだライバルたちのようにテストにおいてWRカーのステアリングを握るチャンスに恵まれてない。
「僕らのテストについての情報はまだないんだ。おそらくラリー本番の少し前に走ることになるだろう。もちろん、長い休みを挟んでドライブなのでできれば数日は走りたいけど、どうなるかな」