WRC2019/06/11

スニネンが新フィエスタR5でエストニア参戦へ

(c)M-Sport

 新しいフォード・フィエスタR5は、7月12〜14日にWRC公式プロモーションイベントとして行われるラリー・エストニアにおいてテーム・スニネンのドライブによって競技デビューを果たす。

 新しいフィエスタR5は、7月1日のFIAホモロゲーションを前に、6月27日から29日にかけて行われるイープル・ラリーにおいてエリック・カミリーがコースオープンカーとしてこのマシンを初めて世界に披露することになっている。8月1日から4日にかけて行われるラリー・フィンランドでは勝田貴元とガス・グリーンスミスがこのニューマシンを世界ラリー選手権にデビューさせるが、Mスポーツはその前にエストニアの高速グラベルでフォード・パフォーマンスの協力のもとで開発が行われたこの野望のニューマシンを試す。

 Mスポーツのマネージングディレクターを務めるマルコム・ウィルソンは、次のように述べている。

「フォード・フィエスタR5は我々の最もグローバルで成功したラリーカーとなった。これはMスポーツにとっても非常に特別なマシンであり、オリジナルのマシンが世界中でラリーや選手権を勝ち取っているにもかかわらず、我々はこの新しいモデルがあらゆる分野においてパフォーマンスを向上させるために時間を費やしてきた」

 先週、エルフィン・エヴァンスがフォード・フィエスタWRCでラリー・エストニアに出場することを発表しているので、スニネンの参戦によってMスポーツからは2台のマシンがエストニアに出場する。

 スニネンは、エストニアにおいてニューマシンの第一歩を踏み出せることに興奮している。

「ラリー・エストニアは年々大きくなって良くなってきているようなので、どんなイベントになるのか興奮してスタートを待っているよ! フィンランドでのように、そこでのステージは本当に速く、そしてそのような道路で全開でドライブするのはいつもスリルだよ」とスニネンは語った。

「今回のエストニアでは新しいフィエスタR5をドライブする。多くのドライバーがこのクルマに興味を持ってくれると確信している。Mスポーツのスタッフたちは本当に全力を挙げて開発をしたので、エストニアの超高速ステージでこのニューマシンが何ができるかを僕が証明できることに興奮しているよ」